投資家向けメディアがFTXと提携、仮想通貨・株式取引を提供へ

仮想通貨・株式取引の提供へ

個人投資家向けソーシャルメディアのStocktwitsは4日、大手仮想通貨取引所FTXと提携して、2022年第1四半期(1月〜3月)に仮想通貨や株式の取引を開始する予定を発表した。

FTXは、「SBF」の通称で知られるサム・バンクマン・フリード氏が最高経営責任者を務める仮想通貨取引所で、昨年12月には、昨シーズンに「2刀流」で脚光を浴び、ア・リーグMVPに輝いた日本人メジャーリーガーの大谷翔平選手と、長期的なパートナーシップを締結している。

また、同取引所は今年に入って、シリーズCで世界中の投資家から460億円を調達し、企業の評価額が3.7兆円にまで達している。

関連:仮想通貨取引所FTX、シリーズCで評価額が3.7兆円に

Stocktwitsは、仮想通貨市場の人気上昇とともに、過去2年間に渡って約200万人の登録ユーザーを増やし、現在では合計600万人の登録ユーザーを抱えている。そして、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要な仮想通貨は、同プラットフォームにおいて最も話題になっている資産の一つであり、ユーザーの多くは仮想通貨市場に目を向けているという。

そういった背景に加え、仮想通貨の方が株式よりも規制上のハードルが低いことを要因として、同社は、まず最初に仮想通貨取引に対応する見込みで、その後、第1四半期の後半に株式取引にも対応する予定となっている。また、仮想通貨の取引手数料に関しては、FTX(米国版FTX)と同様の段階的な手数料体系となる予定だ。

Robinhood Markets Inc.(ロビンフッド)やWebull、eToroなどの大手証券会社は、コミュニケーション機能などのソーシャルコンポーネントを取引に追加することで、戦略的にユーザーからの人気を集めてきた。

その一方で、今回の提携はそれとは全く逆の動きをするものとなっており、同社は、サイト上のユーザーが投資情報や取引のヒント、戦略、データを共有するコミュニティが既に確立されていることを強みだと捉えている。

さらに、同社は、仮想通貨と株式の両方に対応することで、仮想通貨市場は開いて株式市場がしまっている週末では、取引プラットフォームとしての優位性があると考えている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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