WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ガーナが仮想通貨規制サンドボックスを始動 11社が参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ガーナSECが仮想通貨11社をサンドボックスに認定
  • 6カ月後の審査次第で、正規ライセンス取得へ

デジタル資産監督の第一歩

ガーナ証券取引委員会(SEC)は、仮想通貨取引プラットフォーム11社を新たな規制サンドボックスに受理した。同プログラムは、デジタル資産事業の監督に向けた同国初の実践的な取り組みとなる。この動きは、昨年12月に仮想通貨サービスプロバイダー(VASP)法が承認されたことを受けたものだ。

同法は、ガーナで事業を展開する仮想通貨企業向けの法的枠組みを整備した。これにより規制当局は、取引プラットフォームが監督下でどのように運営されるかを検証できるようになった。サンドボックスでは、企業が限定的な環境でサービスを運営しながら、規制当局が活動を監視する仕組みとなっている。

サンドボックスに参加した11社は、Africoin、Blu Penguin、Goldbod、Hanypay、Hyro Exchange、HSB Global、KoinKoin、Whitebits、Vaulta、XChain、Bsystemだ。

各社は12カ月間にわたりサンドボックス内で運営を行う。この期間中、規制当局は取引業務、コンプライアンス慣行、利用者保護の状況を観察する。SECは各プラットフォームが取引やユーザーアカウントをどのように管理しているかを審査する。

当局はサンドボックスを、広範な市場をリスクにさらすことなく実験的な取り組みを可能にする手段として設計した。企業は商品をテストしながら、規制当局が実際の市場活動を検証できる。この仕組みにより、SECは仮想通貨サービスが国内でどのように機能するかを調査できる。

VASP法はデジタル資産の監督権限をSECの管轄下に置くが、ガーナ銀行との連携も義務づけている。両規制機関が、企業の金融システム内での運営を共同で監督する。

関連:ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模

6カ月後にプラットフォームを審査

サンドボックスでは、参加企業に対して正式な評価スケジュールが設けられている。規制当局は運営開始から6カ月後に最初の主要審査を実施し、各社が規制基準を満たしているかどうかを検証する。

所定の条件を満たしたプラットフォームは、正規の営業ライセンス取得に向けた手続きに進める。これにより、規制された枠組みのもとでサービスを提供できるようになる。一方、基準を満たせなかった企業は、テスト期間の満了まで引き続きサンドボックス内での運営を余儀なくされる。

参加企業はすべて厳格なコンプライアンス規則に従わなければならない。具体的には、マネーロンダリング防止(AML)対策やテロ資金供与対策(CFT)の手続きが含まれる。また、取引や顧客活動を追跡する社内システムの整備も求められる。

規制当局は各プラットフォームにおける顧客資金の保護水準を分析するとともに、取引記録の管理体制や業務の透明性についても審査する。これらの評価を通じて、各社が正式ライセンス取得に向けた準備がどの程度整っているかを判断する。

SECはサンドボックスで得たデータを、今後のライセンス認定方針の策定に活用する方針だ。このパイロット事業により、規制当局は取引システム、ユーザー行動、運営上のリスクについて実践的な知見を得られる見込みだ。

政府はその後、ライセンス取得を希望する事業者向けのガイドラインを公表する予定で、新たな規制は取引プラットフォーム、決済サービス、カストディプロバイダーなど、様々なカテゴリーのデジタル資産サービスに適用される。

関連:Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携

普及拡大に伴い、ガーナが仮想通貨規制整備を加速

近年、サブサハラアフリカでは仮想通貨の活用が著しく拡大している。ブロックチェーン分析企業Chainalysisのデータによると、2024年7月から昨年6月までの1年間に、同地域への仮想通貨送金額は2,050億ドル(約32兆6,000億円)を超えた。

各国の仮想通貨企業もアフリカ市場への進出を本格化させており、今月初めにはBlockchain.comがガーナへの事業展開を発表した。同社は成長するアフリカ市場全体でデジタル資産サービスの構築を目指している。

関連:ナイジェリア、仮想通貨税務報告制度を施行 アフリカ全域に影響も

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/12 土曜日
08:25
仮想通貨スカイ価格5倍予想、オフチェーン中央銀行的存在=スタンダードチャータード
米銀行大手スタンダードチャータードがスカイ(旧メイカーダオ)の評価カバレッジを開始し、SKYトークンが2028年末までに現在の5倍の0.325ドルに達すると予想。融資枠拡大が投資家還元を左右する。
06:50
米8月CPI、コア指数が予想上振れ|ビットコインは急伸後反落
米労働省が発表した8月の消費者物価指数はコア指数が市場予想を上回り、FRBの利上げ観測を強めた。仮想通貨ビットコインとイーサリアムは発表後に上昇したものの上値を伸ばしきれず反落した。
06:15
クラリティー法案不成立でも規制明確化へ、コインベースCEOが見方示す
コインベースのアームストロングCEOは、クラリティー法案が不成立でも米規制当局による明確化は確実に進むとの見方を示した。
05:55
メタプラネット、株主意見を踏まえ第10回の潜在株式を41%削減
メタプラネットは第10回新株予約権の対象株式数を696株から410株に変更し、潜在株式数を41.1%削減すると発表した。新株予約権価値約2億2000万米ドルが消失し、完全希薄化後1株当たりビットコインは8.8%増加する。
05:00
メタプラネットが香港子会社設立へ、ビットコイン資産運用体制を強化
日本のビットコイン保有大手メタプラネットは香港に資産運用子会社を設立すると発表した。ビットコイン関連の資産運用機能をアジア地域に拡大し、米国子会社と連携した運用体制を構築する方針だ。
09/11 金曜日
17:32
ビットコイン市場が弱含み、変わらねば調整局面も=アナリスト
アナリストのダークフォスト氏が9月11日、ビットコインの需給動向を分析。現物・先物需要は減速し、機関投資家の指標も悪化。ビットコインETFは2カ月ぶりの大幅流出となり、早期に改善しなければ調整局面もあり得ると指摘した。
16:40
金融庁、4〜6月期の投資商品・暗号資産など詐欺勧誘1961件相談 8割超被害
金融庁が2026年4〜6月期の相談受付状況を公表。投資商品・暗号資産(仮想通貨)等の詐欺的投資勧誘の相談は1,961件、うち1,616件(8割超)で被害発生。暗号資産等の相談は1,374件で前期比92件減。
16:14
ブロックストリーム、リキッド攻撃者への身代金拒否を表明
ブロックストリームが公式X声明で、リキッドネットワークから窃取された約4,000BTCのビットコインについて、攻撃者側への身代金支払いを明確に拒否すると表明。法執行機関や取引所と連携した追跡・法的措置の継続方針を示した。
15:10
イーサリアム、Glamsterdamのテスト実装日を暫定決定
イーサリアム開発者は9月3日、次期アップグレード「Glamsterdam」を10月6日にSepoliaで暫定実装すると決定。テストネットは未完成のまま日程を設定し、バグも見つかっており本番適用の時期は流動的だ。
13:45
イーサリアム、耐量子プライバシー取引のコスト99%超削減案|ヴィタリックが解説
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、耐量子署名・プライバシー取引のガス代を大幅削減する新提案「EIP-8288」を紹介した。次期アップグレード「I-star」での採用を視野に、コストを数万ガス規模まで抑える仕組みを解説した。
13:25
欧州金融団体ら、トークン化資産の上限撤廃を要求 拡大続く市場に規制が足かせ
ナスダックなど欧州26団体が、EUの分散型台帳技術パイロット規制におけるトークン化資産の時価総額上限撤廃、または引き上げを求める書簡を提出した。
11:33
英国上院、仮想通貨戦略の策定義務化案を可決 規制競争で欧米に対抗
英国上院は9月9日、仮想通貨・ステーブルコイン・トークン化証券を含むデジタル資産戦略の策定を財務省に義務付ける修正案88を194対138で可決した。EU・米国で規制整備が先行する中、法案は労働党の反対を押し切り英下院での審議に移る。
11:00
マネーグラム、ステーブルコインカードをローンチ
マネーグラムは、ステーブルコインを使用できるマネーグラムカードをローンチ。仮想通貨ステラのブロックチェーンを採用しており、コロンビアから段階的に提供を広げる。
09:59
ステーブルコイン、しきい値上昇で銘柄数が急減=アークインベスト
ステーブルコインは規模が大きいほど生存者が絞られるネットワーク効果が働く。アークインベストのヴァレンテ氏によると、1000億ドル級はテザーとサークルの2社体制に向かう可能性がある。各階層の推移を整理した。
09:45
リップル社、企業財務AI「Gスマート」を機能拡張 人間によるガバナンスなどを強化
リップル社が財務管理プラットフォーム「リップル・トレジャリー」組み込みのAI「Gスマート」を拡張した。予測・リスク管理などの領域で企業ポリシーに基づく機能を追加している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧