- 報酬還元、決済、仮想通貨など機能網羅を目指す
- 取り扱い開始時期などは未発表
サムスン・ウォレットに導入を計画
サムスン電子は22日、「サムスン・ウォレット(Samsung Wallet)」でステーブルコインの取り扱いを始める方針を発表した。複数メディアが報じた。
サムスン・ウォレットは、Galaxyスマートフォン向けにサムスンが提供する統合型モバイルアプリで、決済、デジタルID、チケットなど日常生活で使える様々な機能を1つにまとめたものだ。
米国では、コインベースと提携して暗号資産(仮想通貨)の購入・保有・送金を可能にしている。
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コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
ロンドンで開催されたGalaxyスマホ関連のイベントで、サムスンのプロダクトマネージャー、リー・ディナム氏がステーブルコイン統合方針を発表。サムスンのモバイルデバイス上で、迅速かつ信頼性の高いデジタル資産の送金が可能になると話した。
同社は、サムスン・ウォレットをGalaxyデバイス全体にわたる金融エコシステムとして構想しており、報酬還元からモバイル決済、仮想通貨など、あらゆる機能を網羅することを目指している。ステーブルコイン導入もこれに寄与することが見込まれる。
米国ではすでに、このウォレットでビットコイン(BTC)などの保有や送金が可能になっているが、送金目的で使う場合は価格変動の大きさが課題となっている。米ドルと価値が紐づけられたステーブルコインを導入することで、ユーザーがより安定した資産で決済・送金手段として使えるようになる。
ユーザーにとっては、ステーブルコインは銀行間送金や国際送金網を介さずに、ほぼリアルタイム・低手数料で送金が可能になるというメリットもある。
サムスンは詳細をまだ明かしておらず、どの銘柄のステーブルコインを取り扱うのか、またサービス開始時期や対象地域、対応ブロックチェーンなどは今のところ不明だ。
イベントにおけるデモンストレーションでは、サークル社発行のUSDCを画面表示して、送金、受取、チャージの機能を披露した。ウォレット内のすべての金融機能は、エンドツーエンド暗号化を備えたセキュリティ機能「サムスン・ノックス(Samsung Knox)」によって保護されるとしている。
ステーブルコインを導入する主要モバイルの一つに
ディナム氏は、「サムスンは、スマートフォンにステーブルコインをネイティブで導入する最初の主要モバイルブランドの一つになるだろう」とも発言している。
サムスンは、サムスン・ウォレットにて、すでにデジタルIDや決済などを統合しており、そこにステーブルコインを加えることでユーザーの囲い込みを強化できる可能性がある。また、ラテンアメリカ・中東・東南アジア・アフリカなど新興国に多くのユーザーを持っており、出稼ぎ労働者などの国際送金ニーズに応えることも考えられる。
サムスンは最近、米国で同社初のクレジットカード「ギャラクシー・カード(Galaxy Card)」をリリースすることも発表した。これはバークレイズ(Barclays)がビザのネットワーク上で発行するもので、サムスン製品購入で5%、サムスン・ウォレットでの決済で3%のキャッシュバックが受けられるものだ。
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