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分散型ストレージのStorj、米国で破産申請 過去の債務を整理して再建へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 事業もネットワークも運営を継続していく計画
  • STORJの価格は一時19%超下落

Storjが破産申請

分散型ストレージサービスを提供する「Storj Labs(以下、Storj)」は26日、自主的に米国で連邦破産法11条(チャプターイレブン)にもとづいた申請を行ったことを発表した。

申請の目的は、事業を継続しながら過去の債務問題に対応するためだと説明。そして、事業もサービスもネットワークも通常通り運営を継続していく計画であるとしている。

チャプターイレブンとは

日本の民事再生法に似た再建型の米倒産法制度。経営を継続しながら負債の削減などを実施し、企業再建を行う。

Storjは、炭素排出量を減らすためにデータの計算・保存・共有の方法を再定義しようと取り組んでいる企業。100カ国超にストレージを分散しており、運営ではSTORJトークンを活用している。

なお、最近は、暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン領域で事業の閉鎖や破産申請が継続。破産については、ムーブメントブロックチェーンのコア開発企業であるムーブメントラボが7月15日付で、米国でチャプター11の適用を申請していた。

関連記事:ムーブメントラボが破産申請、MOVEトークン不正問題の余波受け

MOVEトークン不正問題に揺れたムーブメントラボが7月15日、米破産法第11条を申請した。資産は最大50万ドルに対し負債は最大1,000万ドルで、最大の無担保債権者は解任された共同創業者のマンチェ氏だ。

申請は前向きなステップと説明

Storjは今回の発表で、中核事業に注力しながら、過去の買収や重要ではない業務を整理していると説明した。また、親会社のInveniamも、今回の申請は持続可能な未来のための正しい手段であると支持しているとも述べている。

Storjでソフトウェア・エンジニアリング部門のディレクターを務めるカロヤン・ラエフ氏は発表で、以下のようにコメントした。

今回の申請は、断固とした前向きなステップだ。基盤の事業は強固で、規模も適正である。一方で、以前から残っている債務が事業の成長を阻害している。

チャプターイレブンのプロセスによって、我々は秩序だった方法でこの債務を整理し、新たな基盤で再出発できるようになるだろう。

また、経営陣、トークンのコミュニティ、投資家が、再編された企業の所有権を共有する計画も立てられるようになり、当社を強固な分散型のルーツへと立ち返らせ、顧客に貢献していく。

CoinGeckoのデータによると、STORJトークンの価格は日本時間27日の朝に急落。0.074ドル台から0.059ドル台へと一時19%超下落した。28日朝の本記事執筆時点では、0.060ドル台で推移している。

関連記事:ヘイズ氏創業のBitMEX、9月23日に閉鎖

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