米NBA、オールスターコート2022をNFTアートとして販売へ
NFTアートギャラリーを公開
米国バスケットボール協会(NBA)は5日、オハイオ州クリーブランドにて2月21日に開催される「NBAオールスター2022」試合で使用されるコートをNBAオールスターのNFT(非代替性トークン)アートギャラリーの一部として販売することを発表した。NFTコレクションは、7日より購入可能とされているが、現時点で価格などの詳細は明らかでない。
このアートギャラリーのNFTは、オハイオ州でのNBAオールスターの歴史を試合が行われたコートを通して紹介するもの。
それぞれのコートのNFTには、オリジナルの「NBAエディション」と75周年をテーマにした「ダイヤモンドエディション」があり、市内10ヶ所に存在するNBAオールスターのアート作品の一部として展示される。ダイヤモンドエディションのNFTを購入すると、ミニレプリカ版のコートが付属するという。
また、NFTの販売収益のうち10万ドル(約1100万円)は、約50の非営利団体や政府機関で構成される「COVID復興支援団体」に寄付される。
NFTのデザインには以下のような特徴がある。
- ベースラインとサイドラインには、NBAの75周年(ダイヤモンドアニバーサリー)を祝福するダイヤモンドの模様がある
- それぞれの星には、リーグの35・50・75周年を記念するNBAオールスター1981・1997・2022のロゴが施されている
- コートの木目は、センターコートからキーエリア内、そしてペイント内で少しずつ変化する
NBAやその所属チームは、暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン業界に積極的に参入している組織でもある。2021年10月は米大手仮想通貨取引所コインベースと提携を発表。コインベースはNBA傘下の全米女子バスケットボール協会(WNBA)とも提携し、これらのリーグが仮想通貨取引所とパートナーシップを結ぶのは初の事例ということで注目を集めた。
同年12月には、NBAのチーム「ゴールデンステート・ウォリアーズ」が仮想通貨取引所FTX傘下のFTX.USとパートナーシップを締結したことが判明。FTX.USが、チーム公式の仮想通貨プラットフォームとなり、NFTマーケットプレイスとしての役割も担う。
さらに2022年1月、米NBA大物プレイヤーのレブロン・ジェームス氏運営の非営利団体が仮想通貨プラットフォームCrypto.comと提携し、Web3.0関連のプログラムを数年間にわたって展開すると発表した。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します