米eBay、デジタルウォレットの導入を示唆
仮想通貨決済への対応はまだか
世界最大級のオンラインマーケットプレイスを運営する米eBayは10日、暗号資産(仮想通貨)にも関連する可能性のある「デジタルウォレット」の導入を示唆した。複数の海外メディアが報じた。
デジタルウォレットの導入に関する内容は、同日に開催された投資家向けのプレゼンテーションで確認されたものだが、今年の2Q(第二四半期:4月〜6月)に利用可能になるとしかeBay側は言及していなかったようで、その詳細はまだ確かではない。
また、同社Jamie Iannone CEOはプレゼンテーションで「我が社は今、新たな決済形式を追加することを引き続き検討している」と語った。
同社は現在仮想通貨決済の導入を検討している。先月末、Iannone CEOは金融系メディアThe Streetの取材で、仮想通貨決済の導入についてはZ世代の顧客基盤を拡大する戦略の一環として検討していると話した背景がある。
一方、eBayには現在、仮想通貨を受け入れるユーザーはほとんどいない状態だが、昨年5月には会社のポリシーを変更し、NFT(非代替性トークン)の販売を行えるようにすると発表した経緯があり、仮想通貨決済の導入も遠くはないと予測されている。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します