ウクライナ政府、「NFTミュージアム」をローンチ
最初のNFTは来週中に発行
ウクライナ政府は25日、資金を調達するためのNFT(非代替性トークン)プロジェクト「MetaHistory NFT Museum」をローンチしたことを発表した。
発表を行なったのは、ウクライナのMykhailo Fedorovデジタル変革担当副大臣。「MetaHistory NFT Museum」は、Webサイトでロシアのウクライナ侵攻に関するタイムラインなどを掲載。
今回のプロジェクトでは、人道支援のためにそれぞれの出来事をNFT化して発行し資金を調達する。NFTは、0.15ETHで販売されるという。第1弾のNFTは、来週に発行される予定だ。
Fedorovデジタル変革担当副大臣は、「ロシアは戦車で我が国を破壊しようとしているが、我々は革命的ブロックチェーン技術を採用し、戦争の記憶を後世に残していきたい」、「メタヒストリー・NFT・ミュージアムはウクライナ人のアイデンティティと自由を記念する場所だ」と述べた。
ウクライナに対する、暗号資産(仮想通貨)を使用した人道支援や戦争支援のための寄付金は、すでに100億円を突破し、現在も増え続けている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は今週23日、日本の国会でオンライン形式の演説を行い、「日本がすぐ援助の手を差し伸べてくれて心から感謝している。日本はアジアのリーダーで、戦争の停止に動き始めた」と謝意を示しつつ、侵攻を止めるために日本とアジア諸国の一致団結を呼びかけた。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します