はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ウクライナ政府、NFT販売による資金調達を計画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFT販売による戦時資金調達

ウクライナ政府は13日、NFT(非代替性トークン)を販売して資金を調達する計画について詳細を一部明らかにした。ロシアとの戦争に関するニュースストーリーを表現したアートになると述べている。

ウクライナのデジタル変革担当副大臣Alex Bornyakov氏は3日、NFTを発行する予定だと発表。もしこの資金調達が実現すれば、Web3.0における初めての国境を超えた「戦時債券」になりうるとの見方も散見されていたところだ。

関連:ウクライナ政府がエアドロップを中止、偽物トークンに要注意

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

関連大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

Bornyakov氏はNFTコレクションは「ロシアとウクライナの戦争についての博物館のようなものになる」と語っている。「クールで視覚的にも優れたものにしたい。それには時間もかかる」と続けており、明確な発行時期については触れていない。

仮想通貨寄付は70億円以上に

ウクライナはロシアの侵攻を受けて以来、暗号資産(仮想通貨)の形でも寄付金を受け付けてきた。

これまでに、主にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、テザー(USDT)その他の仮想通貨で約6,000万ドル(約70億円)以上の寄付を集めている。一部、CryptoPunks等の人気NFTの形でも受け取っていると説明した。

Bornyakov氏は11日、寄付についての謝辞を次のようにツイート。仮想通貨による寄付金でウクライナ軍が必要とする防弾チョッキ、弁当、薬品、暗視スコープ、ヘルメットなどを調達したと報告した。

仮想通貨は、ウクライナ軍が資金調達する上で非常に有用だと分かった。ウクライナに寄付してくれた人すべてに深く感謝する。

仮想通貨の寄付金によって購入したヘルメットや防弾チョッキが、ウクライナ兵士の命を守っている。

Bornyakov氏は、ウクライナがデジタル面でもロシアに抗戦していることにも言及した。同国内でソーシャルメディアは、Russia TodayやSputnikなどのロシア国営メディアをブロックするなど制限を行っているという。

また、「ソーシャルメディアや国際企業に対して、ロシアのブロック、ロシアからの撤退、あるいは情報ポリシーの完全な変更を行うよう説得した」と述べた。

これまでに、アップル、IKEA、マイクロソフト、IBM、マクドナルド、ポルシェ、トヨタなど多くの企業がロシアでの事業停止を決定。ロシア政府は、こうした企業の事業を国有化する可能性のある案を策定している。

関連決済大手ビザ、マスターカード、ペイパルがロシアでのサービスを相次いで停止

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁、銀行に「ガス代支払い用」の暗号資産保有を承認
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧