バイナンス、グラミー賞の主催団体「Recording Academy」と提携

音楽業界にWeb3.0技術の恩恵を

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは3月31日、音楽のグラミー賞を主催する「Recording Academy」とパートナーシップを締結したことを発表した。

今月開催される第64回グラミー賞で、仮想通貨取引所として初めて公式パートナーを務める。また今年、Recording Academyのメンバーや行事、その他の取り組みに対し、Web3.0(分散型ウェブ)に関するソリューションや体験を提供するという。なお、今回のパートナーシップに関する詳細は、後日に改めて公表するとした。

Web3.0とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。

▶️仮想通貨用語集

Recording Academyについては昨年11月、テゾス(XTZ)のブロックチェーンを基盤にするNFT(非代替性トークン)プラットフォーム「OneOf」とパートナーシップを締結したことが発表されている。

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今回のパートナーシップに関する詳細はこれから発表されるが、バイナンスの担当者はCoinPostの提携メディア『The Block』に対し、「NFTに関する取り組みは含まれていない」とだけ明かしたという。

Recording AcademyのトップPanos A. Panay氏は、バイナンスについて以下のようにコメントした。

 

音楽業界の急速な変化に合わせ、次世代のクリエイターのためにも我々は発展していかなければならない。我々がメンバーのために新たな収入源を模索したり、音楽ファンのために新しい体験を提供したりするためには、革新的なパートナーと協業することが重要だ。

 

バイナンスは仮想通貨・ブロックチェーン業界のリーダーであり、コミュニティを優先した取り組みを行なっているため、最高のパートナーだと考えている。

また、バイナンスのYi He共同創業者は以下のように述べた。

 

コミュニティの需要の変化に対応しようするRecording Academyに感銘を受けた。コミュニティを最優先するという姿勢はバイナンスも同じだ。

 

これからRecording Academyと協業して、ブロックチェーンを活用して新しい体験を創造し、エンターテインメント領域にWeb3.0の恩恵を提供していくことを楽しみにしている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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