NEAR基盤のDeFi「Bastion」、11億円調達

1ヶ月以内に2回調達

暗号資産(仮想通貨)ニア(NEAR)を基盤とするDeFiプロトコルBastionは22日、シリーズA調達ラウンドで11億円を調達したことを発表した。

今回のラウンドを主導したのは、シンガポールの大手仮想通貨ヘッジファンドThree Arrows Capitalで、FTX Ventures、Jump Crypto、Jane Street、Crypto.com Capitalといった大手VCも参加している。

Bastionは3月23日にも資金調達を実施。当時主導したのは仮想通貨VCのParaFi Capitalで、米取引大手Jane StreetとCrypto.com Capitalも参加した。

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BastionはNEARブロックチェーン上で構築された分散型金融のレンディングプラットフォームで、ローンチ後24時間で運用資産が240億円に達するなどスケーラビリティの高いDeFiプロトコルに対する高い需要が示された。現在の運用資産は777億円を超えている。

先日、Near Protocolが米ドルの価値に連動するステーブルコイン「USN」の開発を進めていることが報じられた。Bastionは今回の発表で、「きたるUSNのローンチに向けて、BastionはNEARのネイティブステーブルコインの採用を加速させる主要な*DeFiレゴになるだろう」と述べている。

関連Near Protocol、ステーブルコイン「USN」のリリース準備段階か=The Block

「DeFiレゴ」とは、分散型金融(DeFi)において、「レゴブロック」のように複数のプロトコルを組み合わせることによって複雑な金融サービスを構築することを意味する。イーサリアム基盤では、Yearn.financeやCurve.financeが主なDeFiレゴになっている。

また、Bastionは21日に、ガバナンストークンBSTNのローンチ予定を発表した。BSTNは日本時間22日8時59分にNEAR関連のAuroraを利用する分散型取引所「Trisolaris(トリソラリス)」上でローンチする予定だ。流動性プールから25,000,000 BSTN(希薄化後時価総額:230億円相当)がリリースされていく。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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