はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「Near Protocol」基盤のウォレット、バイナンスなどから資金調達 22年6月までのモバイル版ローンチ目指す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NEAR基盤ウォレット

L1ブロックチェーンプロジェクト「NEARプロトコル」を基盤とするSender Walletは11日、バイナンス・ラボからシードラウンドの資金調達を完了したことを発表した。資金は人員補強やエコシステムの開発に充てる。

また、バイナンス・ラボとともに、MetaWeb Venturesが出資した。

Sender WalletはNEARプロトコルを基盤とするノンカストディ型ウォレット。暗号資産(仮想通貨)の送受信だけではなく、スワップやステーキング、NFT(非代替性トークン)の保管もできる。

同ウォレットは既にGoogle ChromeやBrave、Edge、Kiwiなどのブラウザーに対応。2022年2Q(4月〜6月)中にはモバイル版アプリのローンチも控える。

また、長期的には以下のようなアップデートも計画していると説明した。

  • 4月中:セキュリティー監査・不正アドレスのブラックリスト作成
  • Ledgerなどハードウェアウォレットへの対応
  • 22年2Q:Android・iOS版アプリのローンチ
  • 22年2Q:オーロラなどEVMチェーンへの対応
  • NEARエコシステムとのさらなる連携
  • グローバルキャンペーンの開催

Sender Walletは4月にはSlowMist社のセキュリティー監査を受ける予定。また、他の監査企業とも連携して不正アドレスをまとめたブラックリストを作成する。

他にも、Aurora(オーロラ)などのEVM(イーサリアム仮想マシン)チェーンへの対応も検討。長期的にはNEARエコシステムのdApps(分散型アプリ)との連携も強化していく見込みだ。

Sender Walletの資金調達について、大手取引所バイナンスのVC部門バイナンス・ラボのNicole Zhang投資ディレクターは以下のようにコメントした。

Sender Walletの成長にはローンチ直後から感心していた。(我々はSender Walletを)NEARエコシステムへの重要な入り口と捉えており、今回の支援に至った。

また、Sender Lab創設者のKenny氏は以下のように語った。

NEARは初心者でも使いやすいよう、ブロックチェーンや仮想通貨の利便性を高めることに重きを置いてきた。その結果、NEARエコシステムは昨年から驚異的なペースで成長してきた。

Sender Walletの公式なローンチにより、NEARユーザーにより速くスムーズなユーザー体験を提供していきたい。

NEARはスマートコントラクト機能を備えたL1ブロックチェーン・プロジェクト。イーサリアムキラーの一つとして注目が高まっている。

関連:初心者でもわかる「NEAR Protocol(NEAR)」とは|特徴と注目点を解説

拡大続くNEARエコシステム

Nearプロトコルは先週にも430億円(3.5億ドル)相当の資金調達を行なっている。FTXベンチャーズのほか、10兆円相当の資産運用額(AUM)を誇る大手VCのTiger Globalなどが出資しており、早くも年内で2度目の資金調達事例だった。

また、今月上旬には仮想通貨NEARも続伸し、時価総額20位圏内に浮上。NEAR基盤のプロジェクトの資金調達も目立っている。

関連:成長産業への巨額投資相次ぐ、暗号資産関連企業の資金調達事例まとめ

バイナンス・ラボは大手仮想通貨取引所バイナンスのVC(ベンチャーキャピタル)部門。4月6日にはNFTゲーム「STEPN(ステップン)」への戦略的投資も行なっていたばかりだった。

関連:バイナンスVC部門、運動で稼ぐNFTゲーム「STEPN」に戦略的投資

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/17 土曜日
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。
13:50
米ステーブルコイン法案、来週末までの成立視野に 次の「起爆剤」との見解も
米上院のステーブルコイン法案「GENIUS法案」で新たな超党派修正案が決定された。消費者保護や倫理規定が強化され、5月19日に討論終結投票が予定されている。
11:58
ビットコイン高値圏推移もアルトコインは上昇一服
仮想通貨ビットコインは104,100ドルと高値圏で推移、アルト市場ではメイプルストーリー(NXPC)はバイナンス対応で一時高騰したほか、XRPは7,300万ドル相当の大口売りとリップル和解手続き却下で下落した。コインベースはサイバー攻撃で最大4億ドルの損失も被害者への返金を約束した。
11:30
ブラックロックの「BUIDL」、初めてDeFiと接続へ アバランチ利用で
ブラックロックの米国債ファンド「BUIDL」がアバランチ上のプロトコル「Euler」に導入された。セキュリタイズは、機関投資家のDeFi参入を促進する一歩になったとしている。
10:55
加速する企業のビットコイン争奪戦、米上場のDDC社が5000BTC取得計画
香港発DDCエンタープライズが5000ビットコイン取得計画を発表。テザーの4812BTC購入、アデンタックスの8000BTC購入のための交渉、ウクライナの国家準備金構想など、企業・国家レベルでビットコイン争奪戦が激化。
10:15
FTX、債権者に7300億円規模の二回目返済開始へ
破綻した仮想通貨取引所FTXが5月30日から二回目の返済を開始する。米ドルで総額50億ドル規模が分配される予定だ。一部の債権者がこの資金で仮想通貨を買い戻す可能性も指摘される。
10:00
CoinMarketCap、独自ローンチパッド「CMC Launch」をリリース
仮想通貨取引所バイナンス傘下のCoinMarketCapが、ローンチパッドCMC Launchをリリースした。最初のプロジェクトに採用された永久先物のDEXのAsterがエアドロップを行う予定。
09:38
大型BCゲーム『メイプルストーリーN』ローンチ、上場直後のNXPCに強い関心
ネクソン系列のNexpace開発のBCゲーム「メイプルストーリーN」がリリースし、仮想通貨NXPCが高騰した。長い歴史を持つゲームIPの革新的なブロックチェーン展開に注目が集まる。
08:05
コインベース株価7%超下落、SECの利用者数調査や顧客情報流出問題を受け
米SECはコインベースの株式上場時の利用者数誇張疑惑を調査中。加えて同社は顧客情報流出をSECに報告し、約1%の利用者が影響を受けた可能性があると発表した。
07:35
「BTCを買いストラテジーの株を売る」著名投資家が投資戦略明かす
仮想通貨ビットコインをロングしストラテジーの株をショートしていると、著名空売り投資家ジム・チェイノス氏が明かした。自身のアービトラージ戦略について語っている。
07:10
米上場の中国系アパレル企業、1200億円相当のビットコイン・トランプコイン取得へ
米国NASDAQ上場のアデンタックスグループが8000ビットコインとトランプコインを含む8億ドル相当の仮想通貨取得に向けた協議を進行中。株式発行による取得を検討し、バランスシート強化と仮想通貨業界のネットワーク構築を目指す。
06:40
アーサー・ヘイズ、米国債信頼低下で2028年までのビットコイン100万ドル到達を予測
アーサー・ヘイズ氏が最新ブログで、米国債市場の信頼低下と海外資本の本国送還によりビットコインが2028年までに100万ドルに達すると予測。トランプ政権下での資本規制強化が仮想通貨市場を押し上げる要因になると分析した。
06:05
米ウィスコンシン州、460億円超のビットコインETFを全売却 香港企業は買い増し
ウィスコンシン州投資委員会が3.2億ドル相当のブラックロックビットコインETFを完全売却する一方、香港のアベニアは第一四半期に340万株を追加購入し保有拡大。
05:45
イーサリアム、今後の価格動向を示唆する重要なホルダーコスト水準とは?
BlitzzTradingの最新分析によると、過去一週間で高騰していた仮想通貨イーサリアムは現在重要な価格帯に到達。ETHホルダーの平均コストに関連した価格動向が明らかに。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧