米製薬会社元CEOマーティン・シュクレリ、「獄中でUniswap(UNI)利用を開始」
DeFiに関心示す
米国の証券法違反の疑いで2018年に懲役7年の判決を下されていた米製薬会社「チューリング・ファーマシューティカルズ」のマーティン・シュクレリ元CEOが19日、仮釈放された。
同氏は過去に複数の治療薬の販売権を獲得し、価格を50倍以上に釣り上げた経歴を持つ人物。当初予定されていた刑期より早く釈放されることとなり、22年9月までは社会復帰訓練所にいることとなる。
釈放された直後にシュクレリ氏はツイッタースペースに登場。獄中で大手DEX(分散型取引所)Uniswapの利用を開始したことを明かすなど、DeFi(分散型金融)への関心を示した。
シュクレリ氏は2018年、懲役7年とともに9億円(740万ドル)の罰金の判決を受けており、この際に米政府は同氏の資産と有名ラップグループ「Wu-Tang Clan」の秘蔵アルバムを没収。その後、2枚しか出回っていないとされる同アルバムはオークションにて落札されていた。
ユニスワップ(UNI)創設者のヘイデン・アダムズ氏は「先にアルバムの楽曲を視聴した」とコメント。
一方、イーサリアム(ETH)の創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は「どのようにしたら悪いことより良いことに注目が集まる文化を築けるだろうか」と悲観する見解を示していた。
関連:DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します