P2EのNFTゲーム、国別の普及ランキング=Finder調査

P2Eはアジアがけん引

英国の比較サイトfinder.comは24日、NFT(非代替性トークン)ゲームの利用動向に関する調査レポート「NFT Gaming Adoption Report」を発表した。調査は、22年3月に26カ国43,312人を対象に実施された。

レポートによると、最もNFTゲームが普及している国はインドであり、回答者の34%が「P2E(Play-to-Earn)ゲームをプレイしたことがある」と回答。2位以降は、香港(28.7%)、UAE(27%)、フィリピン(25%)と、アジアの国々が多く並ぶ。

一方、英国(7.6%)、フランス(5.8%)、ドイツ(7.4%)などEU諸国の普及率が低く、スウェーデンが4.3%で最下位となっている。その他、米国は18位(9.4%)、日本は調査対象外となっている。

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男女・年齢別の傾向

P2E(Play-to-Earn)ゲームとは、主にブロックチェーン技術やNFT(非代替性トークン)により、遊びながらお金を稼ぐことができるゲームを指す。ゲームプレイを通して独自のトークンやゲーム内アイテムであるNFTを報酬として受け取り、それらを売却することでお金を稼ぐことができる。P2E代表格のアクシー・インフィニティは、1日のアクティブユーザー数が21年11月のピーク時に110万人に上った(ブロックチェーン分析プラットフォームNansenより)。

レポートによると、P2Eゲーム普及率の世界平均は6%。ただし、ユーザーは世界的に増加傾向にあり、年末までにP2Eゲームの普及率は15%まで増加すると見られている。特に、フランス、スペイン、ペルー、メキシコでは「22年内にプレイする予定」と答えた割合が現状の普及率を上回るなど、高い関心が示されている。

男女比について。NFTゲームをプレイしたことがあると答えた男性は17%で、女性平均の12%を上回った。特に、シンガポールは男性32%に対して女性が13%と、P2Eゲームのプレイ状況に極端な乖離が見られた。

その他、世界的に見ると最もP2Eゲームが普及している年代は18~34歳で、平均18%が「プレイしたことがある」と回答した。特にインドでは18~34歳の回答者の42%が「イエス」としている。

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