NFT特化型ブロックチェーンWAX、約13億円調達
ゲームFi開発加速へ
ゲームNFT特化型ブロックチェーンWAX(Worldwide Asset eXchange)は3日、仮想通貨取引所大手OKXのVC部門「OKX Blockdream Ventures」から約13億円(1,000万ドル)を調達したことを発表した。
出資を受けたのはWAXブロックチェーンを開発する「WAX Studios」で、資金はP2EのNFTゲームの開発、ゲームトークン専用の取引所の立ち上げおよびウォレットWAX Cloud Walletのアップグレードに充てられるという。
WAXは発表で、同ブロックチェーンのユーザー数は1,000万人を超えており、ソニーやNASCAR、Hasbroといった大手企業も利用していると説明。また2020年には国内大手ゲーム企業カプコンの代表的な格闘ゲームである「ストリートファイター」のキャラクターがデザインされたNFTもWAX上で発行された背景がある。
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OKX Blockdream Venturesは今回の出資について、「我々の出資により、NFT機能をWAX基盤のゲームに統合することが可能となり、最終的にP2Eゲーム開発者に創造的な自由を与え、エンドユーザーにエンゲージメントの手段を提供することができるようになる」とコメントした。
NFTゲーム系の資金調達ペースはベア相場に置かれても勢いが衰えていないようだ。先月、VC大手のa16zは766億円(6億ドル)に相当する大型Web3ゲームファンド「GAMES FUND ONE」の設立を発表した。
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