女優ミラ・クニスのWeb3プロジェクト、ニア(NEAR)を採用

女優ミラ・クニスのWeb3プロジェクト

著名な映画俳優で起業家のミラ・クニスが主導するWeb3(分散型ウェブ)エンターテインメント・プロジェクト「Armored Kingdom Media Inc.」が11日に発表された。プロジェクト設立を記念して、公式サイトではコミックNFT(非代替性トークン)が7日間限定で無料で配布されている。

Armored Kingdom(アーマード・キングダム)は、俳優で起業家のミラ・クニスが手がける最新のプロジェクト。同氏は21年、保有者がアニメの制作に参加できるNFT(非代替性トークン)プロジェクト「ストーナー・キャッツ」を立ち上げ、公開セールで約10億円(800万ドル)を調達した。

プロジェクト名の「Armored Kingdom」は、中世封建社会を舞台としたファンタジーとSFが融合した世界観の名称でもある。失われた高度文明で作られた強力な武器を巡り、部族間の権力闘争が繰り広げられていく。

スターウォーズシリーズの脚本を手がけたヒュー・スターバコフと著名なゲームデザイナーのブライアン・ターナー氏、アジア有数のアニメ制作スタジオGraphic Indiaらが織り成す没入型ワールドで、Web3の可能性を模索していく。

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ニア(NEAR)を基盤

Armored Kingdomは小説やコミック、映画、ゲームといったマルチメディア展開を予定しており、トークン経済を組み入れた新しいエンターテインメント・エコシステムの構築を目指している。その世界に人々を引き込むため、まずはコミック5巻がデジタル版と実物で発売される。デジタルコミックに描かれた神話は、第2段階となる年内リリース予定のトレーディングカードゲームでさらに明らかになっていく。

各種コンテンツの配信基盤となり、ストーリーとマルチバース体験の融合を実現するブロックチェーンとして、カーボンニュートラルで開発者にとって使いやすい「ニア(NEAR)」が採用された。非営利団体NEAR 財団がArmored Kingdomコミュニティ形成と開発分野で支援する。

Web3アニメーション領域で複数のプロジェクトを立ち上げてきたミラ・クニス氏にとって本作で初めてゲーム開発に携わることになる。同氏は「青春時代のかなりの部分」をTCG/MMOゲームに費やしてきたと述べ、NEAR基盤上でストーリーとゲームプレイを融合させ、エンターテインメントを進化させたいと語っている。

Web3とブロックチェーン技術により、ゲーム体験が深まり、よりパーソナルで没入感のある空間を創造できるようになった。Armored Kingdomは革新的な方法でキャラクターやアイテムを所有できるので、ゲームを公開できる日を楽しみにしている。

Armored Kingdom Media Incは、ミラ・クニスの他、Graphic IndiaのSharad Devarajan創設者、世界有数のビール会社AB InBevでNFT・メタバース展開を指揮した Lindsey McInerney氏、制作会社Orchard Farm ProductionsのパートナーのLisa Sterbakov氏によって共同設立された。ミラ・クニスとMcInerney、Sterbakovはまた、ウェブ3とエンタメを軸とするスタートアップ「Sixth Wall」を22年に設立しており、トークンでの投票参加型アニメ「The Gimmicks」を展開している。

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