ZKロールアップ、メタマスクなどに一部導入へ
ConsenSysとStarkWare提携
仮想通貨イーサリアム(ETH)の関連ソフトウェア開発企業ConsenSysは、ZKロールアップの開発企業StarkWareと提携し、L2技術を導入する計画を発表した。
ConsenSysはイーサリアム基盤のウォレット「メタマスク(Metamask)」やインフラ開発ツール「Infura」などのサービスを提供する大手企業。StarkWareはETHスケーリングソリューションであるStarkNetのZKロールアップなどを開発している。
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今回両社の提携によって、ZKロールアップを限定的にメタマスクとInfuraに導入することになる。メタマスクの場合は、開発者が実験開発環境である「StarkNet snap」から利用可能で、Infuraのほうではプライベートベータ版への導入に限られるという。
ZKロールアップはトランザクションを集約してオフチェーンで処理し、生成した暗号証明のみをイーサリアム・ブロックチェーンに保存する技術。競合のOptimisticロールアップより不正耐性が高く、送金の処理時間が短い等の利点がある。
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