バイナンス、独自のSBT保有者向けの特典を付与へ
独自SBT保有者への特典
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは8日、独自のSoulboundトークン(SBT)であるBAB(Binance Account Bound)トークン保有者に向けた特典を発表した。
ApeSwapなど14のWeb3プロジェクトにおける限定インセンティブを付与していく。
対象となるプロジェクトは以下の通り。限定NFTの配布やトークンのエアドロップ(無料配布)、また保有者限定のゲーム内特典へアクセス可能となる。
- ApeSwap
- PearDAO
- Project Galaxy
- X World Games
- Cyberconnect
- P12
- Summoner’s Arena
- Mathwallet
- Liveart
- OpenOcean
- TinyWorld
- The Harvest
- Ultiverse
- Appolox
Soulbound Token(SBT)とは
一度受信するとその後取引や譲渡が不可能なNFT。ユーザー認証など本人証明などアイデンティティ(ID)におけるユースケースが期待されている。
イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏など複数の開発者が2022年初頭に概念を提唱した。
▶️仮想通貨用語集
BABとは
Binance Account Bound(BAB)トークンはバイナンスが提供する初の譲渡不可能なNFT。バイナンスの本人確認業務を終了したユーザーに配布されており、次世代の個人認証手段として8月に発表されたばかりだった。
BNBチェーン上で発行されるSBTは初の試みで、対象ユーザーはバイナンスのウォレットへ直接発行できる。
SBTを提唱したのはイーサリアム(ETH)の共同設立者であるヴィタリック・ブテリン氏。教育資格やプロジェクトへの貢献など、Web3(分散型ウェブ)時代における身分証明への貢献が期待されている。
関連:イーサリアム創設者ブテリン氏らが提唱|「Soulboundトークン(SBT)」とは
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します