イーサリアムL2「Arbitrum」の開発企業、Prysmatic Labsを買収

Prysmatic LabsがETH重鎮

イーサリアムレイヤー2ブロックチェーン「Arbitrum」の開発企業であるOffchain Labsは12日、Prysmatic Labsを買収したことを発表した。買収金額は明かされていない。

Prysmatic LabsはイーサリアムのクライアントソフトウェアPrysmを開発したインフラ企業で、43%以上のPoSイーサリアムのノードがそれを利用している。

買収後のPrysmatic LabsはPrysmの更なる開発にフォーカスし、Offchain Labsの方はArbitrum(アービトラム)とArbitrum Novaの開発に注力していくという。

Arbitrumに関しては8月末に大型アップグレード「Nitro」が実施された。Arbitrumは、スケーラビリティ問題でガス代などが高騰しがちなイーサリアムのトランザクションを非常に高速かつ安価にするために設計されたレイヤー2ネットワークだ。また、Arbitrum Novaは同社が7月に発表したゲームや分散型SNS向けに設計された独自チェーンになる。

L2とは

レイヤー2の意味で、「2層目」のブロックチェーンを指す。メインネットだけでトランザクションを処理すると負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる可能性があるため、ArbitrumのようなL2技術が開発されている。

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