日本発ゲーム特化型チェーンOasys、YGG Japanとパートナーシップ締結

OasysとYGG Japanの提携

日本発のゲーム特化型ブロックチェーンプロジェクト「Oasys」は2日、株式会社ForNが運営するブロックチェーンゲームギルド「YGG Japan」と戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

ブロックチェーンゲーム事業者の日本市場向けマーケティング支援の強化に向けて連携する狙いだ。Oasys上でゲームを展開するプロジェクトに対し、YGG Japanが日本市場向けに展開するマーケティングサービスを一部優遇して提供する。

Oasysはゲーマーに快適なユーザー体験を提供すると共に、Web3事業者に参入しやすい環境の提供を通じて、ブロックチェーンゲームの普及拡大を目指すプロジェクト。独自の「Oasysアーキテクチャ」により、高速処理、及びガス代(ネットワーク手数料)ゼロを実現する。

Oasysブロックチェーンのセキュリティを維持する初期バリデーター(検証者)として、スクウェア・エニックス、SEGA、バンダイナムコ研究所、Ubisoft、Netmarbleなど複数の国内外の大手ゲーム会社が参画している。

Oasysブロックチェーンは10月25日、メインネットローンチの第1フェーズを開始したばかり。前述の初期バリデータはそれぞれ、ブロックチェーンのネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかを検証するノードとして機能する。

関連:日本発のゲーム特化型チェーンOasys、メインネットローンチの第1フェーズを開始

日本でのマーケティング支援

YGG Japanは、世界最大級のゲームギルドであるYGGの日本進出に伴い設立された。

ゲームギルドはプレイヤー集団の総称だが、Web3(分散型ウェブ)の文脈では主にゲーム内NFTを初心者にレンタルし、報酬をシェアする「スカラーシップ(奨学金)制度」などが発展しており、技術的に参入が困難なブロックチェーンゲームのユーザー拡大に重要な役割を担う。

Yield Guild Games(YGG)はWeb3として世界最大、デイリーアクティブユーザー数がピーク時(21年11月)に110万人(Nansenより)に上ったAxie Infinityの急成長に大きく寄与した。

28カ国10万人以上のプレイヤーと3万人以上のスカラーを抱えるYGGの知見と、Oasysの国内外ゲーム開発者とのコネクションでシナジーを生み、日本ブロックチェーンゲーム市場の拡大に起用することが期待される。

Oasys PTE. LTDでディレクターを務める森山 大器氏は以下のようにコメントした。

日本のゲーム市場は中国、米国に次ぐ第3位の規模で世界的にもゲームが盛んであり、ブロックチェーンゲームにおいても例外ではありません。

Oasysは日本発のブロックチェーンゲームのプラットフォーマーとして、ゲーム事業者様の日本での事業展開をサポートしたいと考えています。YGG Japanとの提携により、Oasys上でゲームを展開いただく事業者様の日本でのマーケティング支援を強化できることはとても魅力的であり、今後の連携を楽しみにしております。

YGG Japan共同創設者の藤原哲哉氏は、以下のように述べている。

日本は世界から見ても非常に大きなゲーム市場であり、ブロックチェーンゲームシフトが行われようとしています。

YGG Japanは日本初のゲーミングギルドとして、多くのユーザーをブロックチェーンゲーム領域に導くため、参入障壁となる問題に向き合うことで日本のブロックチェーンゲーム市場に貢献したいと考えております。Oasysとの提携により、Oasysエコシステムの基盤となる魅力的なブロックチェーンゲームをより多くのお客様に届けることに貢献します。

ブロックチェーンゲームとは

ブロックチェーンゲームとは、ゲームをプレイすることで報酬としてトークンを獲得できる「Play-to-Earn」を特徴とするインセンティブ型のプロジェクト・ゲームを指す。ゲーム内アイテムをNFTとして発行・運用できるケースが多い。

ユーザー及び資産価値のサステナビリティが課題で、YGG Japanは「Play to Earn」の先にある「Play and Earn」の世界へ導くことを目指している。

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