はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

日本発のゲーム特化型チェーンOasys、メインネットローンチの第1フェーズを開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メインネットローンチへ

日本発のゲーム特化型ブロックチェーンプロジェクト「Oasys」は25日、メインネットをローンチするための三段階計画を発表した。

今回の発表は、スクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコ研究所など国内大手ゲーム企業を含む21社が、初期バリデーター(承認者)としてOasysに参画したことを受けたもの。

チェーン運用主体の初期バリデータは、ブロックチェーンのネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかを検証するノードのひとつとして機能し、ゲーム系IP(知的財産)ホルダー向けに用意されたOasysチェーン上で、次世代型”Web3ゲーム”の研究・開発を模索する。

なお、ローンチ計画はブロックチェーン・セキュリティ企業の米Quantstampの大規模なコード監査と並行して行われる。Quantstampは、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)、ニア・プロトコル(NEAR)といった業界最大のブロックチェーンプロジェクトをクライアントに抱える業界最大手だ。

スマートコントラクトの脆弱性をチェックするサービスの提供のほか、ブロックチェーンプロジェクトの安全性を支援するハイレベルな監査サービスなどを提供する。

米Quantstampは19年3月、野村ホールディングスおよびDGインキュベーションの出資を受けQuantstamp Japan GKを設立。日本進出を果たした。

Web3企業としては、イーサリアムのソフトウェア企業でデジタルウォレット「メタマスク(Metamask)」の開発を手掛ける「ConsenSys」をはじめ、マルチチェーンNFTマーケットプレイスの「tofuNFT」、日本人起業家の渡辺創太氏がCEOを務めるステイクテクノロジーが開発するアスターネットワーク(Aster Network)、国内大手取引所のbitFlyerなどと戦略的パートナーシップを締結している。

メインネット実装は3段階

Oasysのメインネットは、エコシステム全体の「安定、統合、強化」を目的として、3つのフェーズに分けて実装予定であり、10月25日にレイヤー1(ハブレイヤー)の安定化を目的とする”第1フェーズ”を開始予定。

その後、11月8日までに既存のフレームワーク上にレイヤー2(ベースレイヤー)の統合を促す”第2フェーズ”を、最終段階の”第3フェーズ”は11月22日に予定している。

メインネット稼働までのプロセス

Oasysとバリデータの役割

22年2月に発足したOasysは、現在のブロックチェーンゲームが取引速度やユーザー負担の手数料など、事業者とユーザー双方にとって参入障壁となる課題を抱える中、シームレスかつ高速な取引とゼロガス(手数料)料金体験を保証し、最高のユーザーエクスペリエンス提供を図る。

その上で、日本でもブロックチェーンゲームを一層盛り上げ、世界に誇る日本IPを活用した取り組みをグローバル展開していくことを目標としている。

合意形成アルゴリズムは、環境面にも配慮したPoS(プルーフオブステーク)方式を採用。

アーキテクチャは、パブリックチェーンのレイヤー1と”Verse(バース)”と呼ばれる複数のレイヤー2の二層構造で構成されており、個々のゲームはレイヤー2上で展開される。各バースはそれぞれの独立したエコシステムを持っているのが特徴だ。

Oasysの初期バリデータとしても参加した国内最大手ゲーム企業のスクウェア・エニックスは21年3月、Oasysのメインデベロッパーでありマイクリプトヒーローズを開発したdouble jump.tokyoと、ブロックチェーン技術を活用したコンテンツ開発における協業を発表。

21年11月には、NFT(非代替性トークン)を用いたWeb3ゲームへ本格参入する方針を明かしていた。

Oasys公式サイト:https://www.oasys.games

関連:初心者でもわかる「Oasys(OAS)」とは|特徴や仕組みを解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/04 火曜日
18:06
リミックスポイント、ビットコイン追加取得 新株予約権の残存分は消却
リミックスポイントは10月31日に約5億円分のビットコインを追加取得。累計1,411BTC・214億円規模に達し、第25回新株予約権を全て消却、希薄化型ファイナンスを終了した。
17:02
エアドロップやCZ支持で注目集めるDEX「Aster」とは
エアドロップやバイナンス創業者CZ氏からの支持などで注目集めるAsterについて、DEXの特徴や使い方を解説。注目される理由、エアドロップの参加方法やリスクまで詳しく紹介します。
17:00
OKJ、国内初の「MEME」取扱いを発表 
OKJがWeb3スタジオMemeland発の暗号資産(仮想通貨)「MEME」を国内で初めて上場。11月11日17時より取引開始し、販売所・積立など4サービスに対応。
16:46
モブキャストHD、ソラナ(SOL)を1.5億円取得
モブキャストHDがソラナ1億5,000万円超取得、累計5,177SOL保有。クオンタムソリューションズのETH保有など、国内企業アルトコイン保有の動きが活発化。
15:09
ストラテジー、ビットコイン購入で約620億円を調達へ
ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は、ユーロ建て永久優先株で約620億円を調達し、ビットコインの追加購入資金に充当する。保有総量は64万BTCを突破。
13:51
トランプ大統領、バイナンスCZとの面識を否定 恩赦に対する批判をかわす
トランプ大統領がCBSのインタビュー番組で、バイナンス創設者CZ氏への恩赦について「面識がない」と主張し、その妥当性を強調した。民主党議員らはこの恩赦について強く批判しているが、トランプ氏は米国を仮想通貨No.1にする戦略の一環と擁護している。
11:59
イーサリアム財団、戦略的な新助成金プログラムを発表
イーサリアム財団が優先項目に特化した新助成金プログラムを発表した。ウィッシュリストと提案依頼の2経路で、仮想通貨イーサリアムのエコシステムを戦略的に支援していく。
11:09
チェーンリンク、英FTSE Russellと提携 伝統金融の代表指標をブロックチェーンへ
ロンドン証券取引所グループ傘下のFTSE RussellがChainlinkと提携し、Russell 1000やFTSE 100など主要株価指数のデータをブロックチェーン上で提供開始。18兆ドル超の運用資産の投資指標として利用される指数データがオンチェーン化される。
10:59
リップル社、米国で仮想通貨現物のプライム・ブローカレッジ事業を開始
リップル社は、仮想通貨現物のプライム・ブローカレッジ事業を米国で開始。機関投資家の顧客が、XRPやRLUSDなど複数の著名なデジタル資産の現物取引をOTCで行えるようになったと説明している。
10:02
ビットコイン一時10万5千ドルまで下落、流動性不安再燃|仮想NISHI
*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(
09:27
Web3大手アニモカ・ブランズ、ナスダック上場の計画 AIインフラのカレンクと合併で
アニモカ・ブランズがAIインフラを手がけるカレンクと合併契約を締結。2026年にナスダック上場することを計画している。上場Web3・仮想通貨コングロマリットが誕生する見通しだ。
07:56
Balancerの不正流出受けて、L1「ベラチェーン」ネットワークを停止
仮想通貨イーサリアム互換のL1ベラチェーンは、バランサーへの攻撃を受け、エコシステムへの影響を抑えるために対策を講じたと発表。場合によってはハードフォークを行うと述べている。
11/03 月曜日
13:40
欧州が仮想通貨・証券の統一監督機関設立を検討 米SECモデルに
欧州委員会が仮想通貨・証券取引所を一元監督する機関を構想している。米証券取引委員会をモデルにしており、ESMAの権限拡大案も検討していると伝えられる。
13:36
FTX債権者は仮想通貨上昇分の恩恵受けられずか 債権実質回収率の試算は9%~46%
仮想通貨取引所FTXの債権者は破綻時の現金相当額で弁済されるため、債権者はビットコインなどの上昇分を受け取れないことになる。債権者代表は、実質回収率は9~46%と推算した。
10:25
仮想通貨Zcash、プライバシー取引機能をさらに強化へ 新ロードマップ公開
匿名機能を重視する仮想通貨Zcashが2025年10~12月期のロードマップを発表した。プライバシー機能を大幅強化し、スワップ毎の使い捨てアドレスなどを導入する計画だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧