24日朝の金融市場短観|FOMC議事録などを受けNYダウ上昇 仮想通貨市場全面高
11/24(木)朝の相場動向(前日比)
- ビットコイン:16,537ドル +2.7%
- イーサリアム:1,172ドル +4.2%
- ライトコイン:78ドル +13.6%
- ソラナ:14ドル +18.8%
- NYダウ:34,241ドル +0.42%
- ナスダック:11,306ドル +1.19%
- 米ドル指数:106 -1.03%
- 米国債10年:年利回り3.69% -1.64%
- 原油先物:77.4ドル -4.30%
- 金先物:1,751ドル +0.64%
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今日のニューヨークダウ平均は上昇。米時間23日に発表された11月1〜2日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が好感された格好だ。議事要旨では、大半の政策立案者が、利上げペース鈍化の早期減速との見方に同意しているほか、ターミナルレート(最終着地点)を以前よりも高い水準で見ていることが明らかになった。市場は現在、12月は0.50%、来年は0.25%ずつの小規模な利上げになる可能性を予測しているようだ。
仮想通貨市場は、ライトコイン(LTC)が昨日から高騰し相場全体を牽引。今月に入って既に43%の上げ幅を記録。11月5日より二つのライトコインクジラ(大口投資家)が約500万LTCを買い溜めしていたことがSantimentのデータから見られた。一部は、2023年8月の半減期を控えていることが材料視され買われているとみている。前回2019年やその前の2015年の半減期の値動きパターンから、ライトコインの半減期直前までのトレンド転換が観測された。
また、投資家が注目するGenesis Global Capitalの状況については、投資銀行Moelis & Co.にレンディングに関する流動性の整理などを依頼。現在は投資家候補や、GeminiやDCGを含む債権者および債務者らとの協議を始めたことも伝えた。
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仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)
- コインベース・グローバル|45.5ドル(+5.02%/+0.68%)
- シルバーゲート・キャピタル|28.1ドル(+11.49%/+13.1%)
- マイクロストラテジー|176.3ドル(+5.57%/+3.69%)
仮想通貨関連株もNYダウなどの上昇を受け全面高。財務状況が不安視されているシルバーゲート・キャピタルについては、EOSの開発企業Block.Oneの創設者であるBrendan Blumer氏が9.3%、Block.Oneが追加購入として7.5%のシルバーゲートの株式を購入したことがわかった。
Block.Oneは発表で「シルバーゲートの現在の株価は、その強固なバランスシートや戦略的位置付けを正確に反映していない。それゆえユニークな投資機会を提供していると考えている。私たちは、新たにパッシブ株主として参加できることをうれしく思っている」と伝えた。
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