FOMCで0.25%追加利上げ「景気後退はもはや予想していない」|27日朝の重要速報まとめ

27日朝の重要速報まとめ

日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。

FOMC 追加利上げ0.25ポイント(注目度:★★★★☆)

米連邦公開市場委員会(FOMC)は26日の会合で、政策金利を0.25ポイント引き上げることを発表した。金利誘導目標レンジは従来の”5.00-5.25″から、”5.25-5.5%”となり、22年ぶりの高水準に。今回の政策決定は全会一致だったという。

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米FRBは今回の声明で、「景気は緩やかに拡大している」と指摘し、「委員会は今後の経済指標とその金融政策への含意を引き続き見極めていく」とした。

また、パウエル議長も会合終了後の記者会見で、「この先、適切と考えられる追加の金融引き締めの程度を決定する上では、引き続きデータ重視のアプローチで臨む」と述べた。

一方、利下げについては、「今年の利下げはないと思う」とし、「利下げ時期の判断にはインフレの水準と低下スピードの双方を考慮する必要がある」と述べた。

さらに、景気後退のリスクについては「スタッフは以前から景気減速が年内に始まると予想していたが、最近の経済(雇用データなど)に見られる強靱性から、今はもはやリセッションは見込んでいない」とし、「私の基本シナリオは労働市場に最悪の結果をもたらすことなくインフレ率が目標(2%)に戻ることだ」とコメントした。

バイナンス 香港発のステーブルコインを上場(注目度:★★★☆☆)

バイナンスは26日に「FDUSD」という新たなステーブルコインを上場した。

米ドル連動のFDUSDは、香港で登録している信託企業First Digital Trust Limitedによって裏付けの米ドル/米ドル同等資産が保管されている。FDUSDは、BNBスマートチェーンで発行されるものだ。

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バイナンス ドイツライセンス申請を取り下げ(注目度:★★★☆☆)

バイナンスはドイツへの規制登録の申請を取り下げた。理由については「今、世界市場と規制の両方の状況が大きく変化している。バイナンスはドイツで適切なライセンスを申請する意向だったが、提出書類にはこれらの変化を正確に反映させる必要がある」と説明したという。

ドイツの規制当局であるBaFinは先月バイナンスのカストディライセンスの申請を非承認した経緯がある。

一方、バイナンスのCZ氏は25日に、CoinPost株式会社の主催するWebXカンファレンスに向けて「8月より日本向けのフルサービスを提供する予定」と発表した。同氏は、日本の先進的なWeb3政策と整備された規制環境を高く評価している。

米SEC ICOで提訴(注目度:★★★☆☆)

米証券取引委員会(SEC)は今週、Web3セキュリティ企業のQuantstampが未登録でICO(イニシャル・コイン・オファリング)を行ったとして、同社を提訴したことを公表。

ICOの対象は、QSPトークン。QuantstampはSECの主張を認めることも否定することもせずに、ICOで得た利益と罰金を支払うことなどに合意し、両者はすでに和解したという。

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スペインA&G 初仮想通貨ファンををローンチ(注目度:★★★☆☆)

スペインのプライベートバンク「A&G」は仮想通貨ヘッジファンドをローンチした。プライベートバンクとは、富裕層向けの資産運用機関だ。

A&Gの資産運用総額は2022年末に140億ドルに相当。新たにローンチした仮想通貨ヘッジファンドはPwCが監査し、Crédit AgricoleとSantanderが共同で所有する金融企業CACEISがファンドの信託機関となるという。

CACEISの銀行部門「CACEIS Bank」は6月に、フランスでデジタル資産のカストディサービスを提供するための事業登録をしたことを発表していた。

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