コインベースのL2「Base」、9日にメインネットをパブリックローンチへ コカ・コーラらがリリースイベントに参加

Baseのメインネットをローンチへ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは3日、同社のL2ネットワーク「Base」に関する新しい情報を公表した。

来週9日に、全てのユーザー向けにBaseのメインネットをローンチする。そして、メインネットのローンチを祝福するため、数週間に渡って「Onchain Summer」というイベントを開催するとした。

このイベントには、飲料メーカー大手のコカ・コーラ社や大手NFT(非代替性トークン)電子市場のOpenSea、ゲーム大手のAtariなど、50超の企業、アーティスト、クリエイターらが参加するという。

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コインベースは、Onchain Summerの特設サイトを開設しており、ここでイベントの参加企業や日程を確認することができるようになると説明。Onchain Summerは、Base上で構築されるアートや音楽、ゲームなどを楽しめる内容だ。もちろんコインベースのウォレットアプリやNFTプラットフォーム「Coinbase NFT」もBaseに対応するとしている。

コインベースはOnchain Summerに大手企業にも参加してもらい、複数のオンチェーンイベントを開催して、仮想通貨をより身近に感じてもらって有用性を高めていくと説明した。

L2とは

「レイヤー2」の略で、「2層目」のネットワークのこと。全ての取引をメインチェーンで処理すると負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。取引の一部をL2で行うことで、メインチェーンの負荷軽減や処理速度の向上を期待することができる。

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Baseとは

Baseは、コインベースが「インキュベート(育成)」しているソリューションで、イーサリアム(ETH)のL2ネットワークとして機能。OP Mainnet(旧Optimism)の技術を使って開発されている。

コインベースがBaseを発表したのは今年2月。この時点でテストネットがすでにローンされていた。その際、Baseの目的は「安全かつ安価で、開発者も使いやすいネットワークを提供すること」だと説明。そして、最終的には10億超のユーザーを呼び込み、コインベースのプロダクトの基盤にしたいと述べている。

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その後、5月にはメインネットのローンチに向けた課題を公開。レビューと監査の完了などの課題をクリアすれば、メインネットローンチに進む準備が整うと説明していた。

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なお、Baseは独自トークンを発行する予定はないと述べている。

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