SECがリップル裁判で上訴申立て、Baseチェーンがフルオープン実施|10日朝の重要速報まとめ
10日朝の重要速報まとめ
日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。なお、今夜9時半に米CPI発表を控える。
SEC、リップル裁判で上訴へ(注目度:★★★★☆)
米SECはリップル社との裁判をめぐり、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所に中間上訴を求めることを伝えた。この上訴の申請は、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所による承認が必要だ。
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SECは具体的に、トーレス判事が下した「取引所でのプログラムされたXRP販売は有価証券に該当しない」との判決に対して上訴する方向だ。SECは、テラフォーム・ラボに対する最近の裁判を引き合いに出し、判事がトーレスのアプローチを否定したことを引用した。なお、SECによると、中間上訴が承認されれば、SECは2回の事実審裁判を必要とせずに済むという。
また、トーレス判事は7月当時、訴訟におけるすべての問題を最終的に解決することを拒否しており、リップルのGarlinghouse CEOおよびLarsen共同創設者の証券取引法違反主張に関する事実審裁判所に移行する時期は、2024年の第2四半期(4〜6月)になる見込みだ。
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Baseチェーン、フルオープン実施(注目度:★★★☆☆)
コインベースが開発するイーサリアムL2ネットワーク「Baseブロックチェーン」は9日にフルオープンした。米上場企業による初めてのパブリックチェーンとなった。
メインネットのアルファローンチは7月から。当初Baseへのブリッジは可能だったものの、その逆は不可能だった。今回のフルオープンによって、Baseからイーサリアムへのブリッジバックもできるようになった。
UniswapやSushiswapなどのDEXは既にBaseにローンチしており、Duneデータによると、BaseへブリッジしたETHは1億ドル以上に上るという。
また、Baseは本ローンチに向けて、数週間に渡って「Onchain Summer」という無料ミントのNFTキャンペーンを開催中だ。
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マイクロソフトがAptosと提携(注目度:★★★☆☆)
米IT大手マイクロソフトと高速L1のAptosが提携し、資産のトークン化やデジタル決済、CBDCなどにおいて革新的なソリューションを開発する。
発表によると、当初はAptosがマイクロソフトの人工知能機能「Microsoft Azure Open AI Service」を使い、ユーザーのWeb3へのオンボードプロセスを容易にし、開発者がスマートコントラクトや分散型アプリを構築することを支援することが、今回の提携の軸になるという。
AptosはマイクロソフトのAIサービスを使って「Aptos Assistant」というAptosチェーン向けのAIツールをリリースする計画だ。
APTトークンはこの発表を受けて高騰していた。
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今週の重要経済指標(注目度:★★★★☆)
米7月CPIデータ発表控え
- CPI(前月比):前回+0.2% 予想+0.3%
- CPI(前年比):前回+3.3% 予想+3.0%
- コア(前月比):前回+0.2% 予想+0.2%
- コア(前年比):前回+4.8% 予想+4.8%
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