CoinPostで今最も読まれています

グーグルやマイクロソフトらが活用へ エヌビディア、AI向けのスパコン発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AI向けのスパコン発表

米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)は29日、AI(人工知能)向けのスーパーコンピューター「DGX GH200」を発表した。

DGX GH200は、巨大な生成AIアプリケーションなどの開発を可能にするスーパーコンピューター。年内に提供を開始する予定で、Google Cloud、マイクロソフト、メタといった大手企業も活用する予定だとエヌビディアは説明している。

今回の内容は日本語のプレスリリースが公開されているほか、エヌビディアのJensen Huang CEOが、今週台北で開催される「COMPUTEX 2023」の基調講演でもDGX GH200について解説した。

現在AI業界では、ChatGPTに対する注目度が非常に高い。DGX GH200は、このChatGPTの後続サービスの開発を支援する役割を果たす。

ChatGPTとは

ユーザーの質問に対し、人間との会話感覚で回答できるように設計された対話型のAIで、OpenAI社が開発。コンテンツ制作、レポート作成、コード設計など用途は多岐に渡るが、プライバシーや著作権の侵害など懸念事項も多い。

▶️仮想通貨用語集

関連ソラナ、ChatGPTをブロックチェーンに導入 AIの活用を推進

プレスリリースでは、Huang氏は以下のようにコメントした。

生成AI、大規模言語モデル、レコメンダーシステムは現代の経済におけるデジタルエンジンである。

DGX GH200は、当社の最先端のコンピューティングとネットワーキング技術を活用して、AIの領域を拡充してくれるだろう。

また、マイクロソフトの幹部Girish Bablani氏は、以下のように述べている。

大規模なAIモデルのトレーニングは従来、リソースと時間がかかる作業だ。

テラバイトサイズのデータセットを扱う潜在能力を持つDGX GH200によって、開発者はより大きなスケールで、高度なリサーチをより速く進めることができるようになるだろう。

ゲームの発展へ

AI業界の最近の盛り上がりは、エヌビディアの株価も押し上げている。先週25日の米市場では、同社の株価が前日比24%と急騰し、上場来高値を更新した。

関連AI・半導体関連銘柄高騰、NYダウ5日続落|26日金融短観

エヌビディアはDGX GH200を開発し、AIでゲームも発展させようと取り組んでいる。以下のツイートに投稿されている動画は、上述した講演の一部分だ。

この動画でキャラクターが交わす会話は台本として書かれているわけではない。人間が話し、その内容に応じてAIが言葉を生成しているという。Huang氏は「未来のゲームにおいても、AIは非常に大きな役割を果たすだろう」と語った。

関連ブロックチェーンゲームで遊ぶメリットと自律分散型の将来性|廃猫

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/29 月曜日
20:00
株式の信用取引とは|現物取引との違いや効果的な投資スタイルを解説
株の信用取引とは、最大約3.3倍のレバレッジをかけられ、売りからも始められる取引です。そのため現物取引に比べて利益の幅が大きく、投資機会が多いです。仮想通貨の分散投資先の候補として考えてみてください。
16:37
GSTの買い方、特徴やSTEPNでの役割を学べる完全ガイド
歩いて稼ぐフィットネスWeb3ゲーム「STEPN」の注目度が再び高まっています。2024年以降に底値から大幅上昇した暗号資産(仮想通貨)GSTの買い方やGMTとの違い、将来性について初心者にもわかりやすく解説しています。
12:54
ブロックチェーンゲーム「Heroes of Mavia」、MAVIAトークンのインフレ抑制へ
Web3ゲーム「Heroes of Mavia」は、イーサリアムベースの独自トークン「MAVIA」のインフレ抑制のため、ロック解除スケジュールを変更した。
12:27
ワールドコイン開発元、OpenAIらとの提携を検討か=報道
仮想通貨ワールドコイン開発企業は、決済大手ペイパルや、アルトマン氏の別事業OpenAIと提携を模索していると伝えられる。
10:00
仮想通貨の「ポイ活」潮流、将来のトークン配布を見越した投資戦略
ポイ活やエアドロップといった、2024年の暗号資産(仮想通貨)市場におけるトレンドを掘り下げる。将来のトークン発行に向けて最大限の報酬を得るため、ソラナやBASEでユーザーの活動量が増加。資本競争が激化している。
04/28 日曜日
11:30
ビットコイン相場は中期的には下降チャネル内での揉み合い続くか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン半減期を終え1000万円周辺で推移する相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTCの半減期完了に高い関心
今週は仮想通貨ビットコインが半減期を迎えたこと、QCP Capitalによる半減期後の相場分析、イーサリアムの証券性などを巡りConsensysが米SECを提訴したことに関する記事が最も関心を集めた。
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア