ロンドン証券取引所が伝統的金融資産(RWA)のトークン化事業計画|5日朝の重要速報まとめ
5日朝の重要速報まとめ
日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。
LSE ブロックチェーン基盤取引プラットフォームを計画(注目度:★★★☆☆)
ロンドン証券取引所はRWA(現実資産)のトークン化が含まれるブロックチェーン基盤取引プラットフォームの開発を計画している。英FT紙が報じた。
報道によると、同取引所は過去一年で開発に関する検討を行っていたが、計画を実行することに移った。この計画は、伝統的金融資産の取引に向けたプラットフォームの構築であり、仮想通貨関連のものではないという。
ブロックチェーンを利用する理由について、LSEのMurray Roos資本市場責任者はFTの取材で「デジタル技術を利用して、伝統的資産のためのよりスムーズで、より安く、より透明性の高いプロセスを作り出す」ことにあると話した。
関連:現実資産(RWA)トークン化が暗号資産市場に及ぼすインパクトとは|WebXレポート
LidoのETHステーキングが全体の32%超え(注目度:★★★☆☆)
リキッド・ステーキングの最大手プロトコル Lido Finance(LDO)によるイーサリアム(ETH)ステーキングがETHネットワーク全体の約33%に達したことがわかった。
現在、一部のETHコミュニティメンバーはLidoへの利用集中およびLidoの市場支配がETHの非中央集権性質を損なうリスクがあるとみている。Lidoでは、ユーザーが委任する検証ノードはLido側によってホワイトリスト化されており、自由参入ではない。
また、ノード管理の集中によって、「企業や政府の間で、イーサリアムが他のチェーンと比較して実際にはそれほど非中央集権的ではないという評判が立つリスクがある」と指摘する声も上がっている。
関連:英OnlyFans親会社が29億円相当のイーサリアム保有、22年11月の財務報告書で明らかに
OKX 香港ライセンスの最終段階へ(注目度:★★★☆☆)
仮想通貨取引所大手OKXによる香港での仮想通貨ライセンス申請は最終段階に入った。2024年 3月前後に取得できる見込みだ。
同社のLi Zhikai CCOはメディアの取材で、OKXが銀行との連携について話し合っており正式なライセンスが降りれば香港でオープンすると説明した。
HashKeyとOSKは先月末に完全なライセンスを取得し個人投資家へのサービスを始めたところだ。なお、HuobiやGate.ioなどの業者も現在申請を行なっている。
OKXはインド市場への進出も計画している。先週の報道では、Web3ウォレットの応用分野においてインドで開発者を雇用し、OKX独自のWeb3ウォレットの同国の利用者ベースを拡大する狙いだ。しかし、OKX取引所をインドで開設する計画ではないという。
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重要経済指標(注目度:★★★★☆)
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