業界初 米BitwiseがビットコインETFのBTCアドレスを公開
業界初の取り組み 透明性高める
ビットコインETFの発行企業Bitwiseは、BTC保有のデジタル・ウォレット・アドレスを公開する初の米国ビットコインETFになったと発表した。
ビットワイズ(Bitwise)の提供するビットコイン現物ETFは「BITB」で、保有するBTCのアドレスが「1CKVszDdUp4ymGceAZpGzYEFr4RPNHYqaM」。現在11,858.63 BTC(4.7億ドル相当)の保有となっている。
また、昨日のデータによると、グレースケールのGBTCを除いた、ブラックロックなど9銘柄のビットコイン現物ETFは、現在109,221(約40億ドル)の仮想通貨BTCを保有し運用していることが判明した。
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ビットワイズはアドレスの公開について、「これで誰でもBITBの保有資産とフローをブロックチェーンで直接確認できるようになった」とし、「オンチェーンアドレスの公開は、透明性を高めるための第一歩だ」と話した。
ビットワイズは仮想通貨投資信託の先駆者であり、先日BITBのの利益の10%を、ビットコインのオープンソース開発支援に寄付する計画を発表した。
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GBTC売り継続
ブラックロックやフィデリティ、ビットワイズからのインフロー(資金流入)がある一方、GBTCのアウトフローは続いている。
前日の5.15億ドル分のBTC償還に続き、24日にも5.8億ドル分のBTCのアウトフローが行われた。取引開始からの8日間で、GBTCからのトータル・アウトフローは39.6億ドルだった。
なお、24日のネットフロー(差額)は-1.06億ドルで、再びマイナスとなっている。
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