円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
伝統金融 *4/27(土)
- NYダウ:38,239 +0.4%
- ナスダック:15,927 +2%
- 日経平均:日経平均 +0.8%
- 米ドル/円:158.2 +1.7%
- エヌビディア:877.3ドル +6.2%
- アルファベット:173.6ドル +10%
- メタ:443.2ドル -0.43%
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
今週の主要材料
- メタ決算:業績自体は好調だったが2Qの売上高見通しが予想を下回ったほか、人工知能への投入強化で通期の経費見通しを引き上げたことが嫌気された。
- アルファベット決算:好決算に加え初の配当実施および自社株買いを発表し株価は大幅高となった。
- マイクロソフト決算:人工知能(AI)導入によって売上高と利益が市場予想を超過。特にアジュールの売上高は31%増となった。
- 米1-3月期GDP:前年同期比で1.6%増加し前期の3.4%増から大幅な鈍化。一方、同期の個人消費支出物価指数は年率で前期比3.4%上昇し1.8%上昇の前期伸び率から拡大しインフレ減速鈍化を示した。
- 米3月PCEコア価格指数:FRBが重視するインフレ指標だが、前月比0.5%増として年初来で最大の伸びを記録した。
比較的に弱いGDPと粘り強いインフレ水準は当面利下げをさらに遅らせる可能性を高めている。来週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)会合で再び政策金利の据え置きが決められる見通しだ。
ドル円158円台に
ドル円は34年ぶりの高値を更新。背景には、日銀が26日に金融政策の現状維持を決定したことがあり、加えて高い金利水準の維持を正当化するような米国の経済指標(GDP及びPCEデータ)を受け円売りは一段と進行した格好だ。
日銀は今年3月の会合で長短金利操作(YCC)を撤廃し17年ぶりの利上げに踏み切った経緯がある。
来週の重要経済指標・イベント
- 5/1(水)21時15分 米4月 ADP雇用統計
- 5/1(水)23時 米4月 ISM製造業景況指数
- 5/2(木)3時 米FOMC 金利発表
- 5/2(木)3時30分 パウエル議長定例記者会見
- 5/2(木)8時50分 日銀・金融政策決定会合議事要旨
- 5/3(金)21時30分 米4月失業率
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仮想通貨関連株 一部反発
- コインベース|236.3ドル(+5.6%)
- マイクロストラテジー|1,282.3ドル(+3.3%)
- マラソン・デジタル・ホールディングス|19.4ドル(+2.2%)
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