フレア、LayerZeroのV2に接続 相互運用性を高めてユースケース創出へ
ユースケース創出へ
データのためのブロックチェーン「Flare(フレア)」のプロジェクトは3日、Flareがクロスチェーンプロトコル「LayerZero」のV2に接続したことを発表した。
この接続によって、FlareはLayerZeroを介して、イーサリアムやイーサリアムのL2チェーン、ソラナなど75のブロックチェーンに接続できるようになったと説明。LayerZeroのV2への対応は、Flareにとって重要な節目であるとしている。
LayerZeroは、異なるブロックチェーン間でアプリがデータをやりとりするための技術。対応チェーンを増やしたり、開発者体験を向上させたりするV2は、今年1月にローンチしていた。
Flareのプロジェクトは、LayerZeroのトークン規格「OFT」を活用すれば、異なるチェーン同士で使えるトークンを作れるようになり、これによって多くのユースケースが生まれると期待している。
例えば、クロスチェーンの金融市場がユースケースの一例だと説明。ユーザーは、1つのチェーンに担保資産を預け、それをもとに他のチェーンで資産を借りることができるようにもなるとした。
また、Flareの共同創設者Hugo Philion氏は今後について、汎用的なスマートコントラクト機能を持たないビットコインやXRPなどの暗号資産(仮想通貨)を金融市場で使用できるようになったり、Flareの開発者がチェーンに依存しないトークンやNFTを作れるようになったりすることに興味があるとコメントしている。
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接続のメリット
Flareのプロジェクトは今回、LayerZeroの規格に準じる5万超のdAppsが、Flareにアクセスできるようになったとも説明。そして、今後について、あらゆるチェーンがFlare上のデータにアクセスできるようになる手段をLayerZeroは提供してくれるだろうと期待を示した。
LayerZeroのV2に接続するメリットについては、1つは「主要なブロックチェーン上にある何千ものアプリやサービスに、安全に速く接続できること」だとしている。そして、Flare上のdApps開発者に、多くの新しいユーザーや流動性にアクセスできるメリットを提供できるようになるとも説明した。
FlareのプロジェクトはLayerZeroのV2に対応することで、ユーザー基盤を拡大したり、流動性を高めたりして、ネットワークの成長を加速させようとしている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します