フレアのミッションに貢献
データのためのブロックチェーン「Flare(フレア)」のプロジェクトは15日、グーグルクラウドがフレアのバリデータになることを発表した。
グーグルクラウドはバリデータとしてネットワークに参加する以外にも、フレアのインフラプロバイダーの役割も果たす。これから、「分散型データへの高品質のアクセスをフレアや他のチェーンのアプリに提供する」というフレアのミッションに、グーグルクラウドも貢献していく。
Flare onboards @GoogleCloud as an infrastructure provider to validate the network and contribute to the Flare Time Series Oracle.
— Flare ☀️ (@FlareNetworks) January 15, 2024
Enshrining decentralized data delivery in a dual role with network validation is what makes Flare the Blockchain For Data.https://t.co/bJF9yX7GrX pic.twitter.com/oGySMD4vVq
具体的にインフラブロバイダーとしてグーグルクラウドが参加するのは、フレアのオラクル「Flare Time Series Oracle(FTSO)」の運用。FTSOは、暗号資産(仮想通貨)価格などの時系列のデータを取得する時に利用される、フレアにネイティブに備わったオラクルである。
今回の発表によると、ネットワークとFTSOの両方の運用に携わる組織の数は100だという。グーグルクラウドなどのこれらの組織は、バリデータとしてネットワークのセキュリティに、またオラクルとしてフレアのネットワークに貢献する。
フレアのチームは、グーグルクラウドにもネットワークに参加してもらい、ブロックチェーンの普及を広く拡大させるために開発者に分散型のデータを提供して、これからもブロックチェーンの実用性を向上させていく。
グーグルクラウドのWeb3部門のトップは以下のようにコメントを寄せた。
大規模なデータへアクセスできるようにすることは、ブロックチェーンのユースケースの増加や、技術のグローバルな普及に重要である。
グーグルクラウドはネットワークに参加し、フレアのミッションに貢献していく。
今回の発表を受け、フレアの仮想通貨FLRの価格が急騰。CoinGeckoのデータでは、本記事執筆時点で前日比32%超上昇している。
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両社の連携
フレアは今回の発表で、グーグルのスタートアップ・クラウド・プログラムに参加しているとも説明。このプログラムはWeb3スタートアップの成長を加速させることを目的としている。フレアの開発者はグーグルクラウドやパートナーから、経済的・技術的な支援を受けることが可能だ。
両社の取り組みの事例としては昨年5月、フレアが、「Google Cloud Marketplace」で「Flare API Portal」のサポートが開始されたことを発表している。
これによって、Google Cloud Marketplaceを利用する開発者が、分散型アプリの開発に必要なデータを迅速に取得できるようになった。
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