仮想通貨ワールドコイン高騰、開発チームによるアンロック期間の緩和発表で
来週からロック解除へ
ワールドコイン(Worldcoin)のプロトコル・アプリケーション開発を手がけるTools for Humanity(TFH)社は初期投資家とチームメンバーのロックアップ(トークン売却制限)期間の延長を発表した。売り圧力の緩和を受け、仮想通貨ワールドコインの価格は前日比18%値上がりしている。
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初期投資家とチームメンバーのロックアップ解除は来週24日から始まる予定だが、「TFHのチームメンバーおよび初期投資家が保有するWLDのロック解除(アンロック)スケジュールについて、当初予定の3年間ではなく、5年間に延長する」と伝えた。
ロック解除スケジュールが2年間伸びることにより、当初予定よりも1日あたり約40%減少する計算となる。2024年7月24日から、TFHの投資家とチームメンバーが保有する約200万WLDが毎日ロック解除される。
トークンのロック解除が始まると、市場の流通供給量および市場の売り圧力が増加することになるが、今回の方針変更に伴い、それが緩和されることになる。
一方、Orb検証済みのワールドID保有者へのWLD付与は影響を受けていない。
また、コミュニティ向けの72.2億WLDトークンは、ワールドコイン財団とその関連団体であるWorld Assets Ltdによって管理されている。現在流通している2億7,500万WLDの77%以上に相当する2億1,100万WLDは、すでにワールドID保持者によって請求されていた。
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