はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨大型イベントConsensusの影響力調査:2017年の値動きと2018年の注目通貨

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Consensus(コンセンサス)2017の価格影響力
Consensus(コンセンサス)2018も近づくに連れ、仮想通貨に対する期待感も上がっています。コンセンサスが2017年、どの様に価格を変動させたのかと、今年はどの通貨に注目するべきかをまとめました。
Consensus(コンセンサス)2018とは
5月14〜16日にかけて米ニューヨークにて行われる、過去4回の中でも最大規模の仮想通貨イベントです。2017年は様々な新情報が発表され、様々な通貨価格に大きな影響を及ぼしたため、今年も期待する投資家が多いです。

コンセンサス2018の開催日が着々と近づいてきています。

前回のコンセンサスに比べ、出席予定者、スピーカー、プロジェクト数、スポンサーなどが軒並み増えており、コンセンサス2018は過去最大級のイベントとなりそうです。

この大スケールのイベントに対する期待感がどう通貨の価格に影響を及ぼすのか、去年のコンセンサスを例に見ていきたいと思います。

2017年

日本では仮想通貨元年と呼ばれた2017年ですが、コンセンサスはすでに開催3年目(3回目)でした。

コンセンサス2017は、5月22日から24日にかけてニューヨークのマリオット・マーキスで開催されました。

昨年のこの時期、主要通貨は軒並み価格が上がりました。

ビットコイン

出典:coinmarketcap

2016年に比べ、ドミナンスがおよそ90%から70%に減少したビットコインですが、ビットコインの価格の動きが市場全体のコンセンサスの期待度を表しているとも言えるでしょう。

コンセンサス2017の開催日5日前から当日までを見てみると、およそ23%の上昇がありました。

開催後も上昇し続けて、最高で約43%の上昇が見られました。

イーサリアム(EEA):トヨタやサムスンとの提携を発表

2017年5月22日、自動車メーカーのトヨタが企業におけるブロックチェーン技術の標準化を目指す企業連合「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(Enterprise Ethereum Alliance)」に加盟し、ブロックチェーン技術を自動運転車の開発などに応用する姿勢を明らかにしました。

Consensus2017では、 MUFG、デロイト、 サムスンSDS、インフォシス(Infosys)、 DTCC、トヨタ、サンフランシスコ証券取引所、大手製薬会社メルクなど、計86 社のEEAへの加入が発表されました。

出典:coinmarketcap

コンセンサスで発表されたトヨタやサムソン等の大手企業との提携でイーサリアムの価格は驚きの上昇を記録しました。

開催5日前と開催日を比べ、およそ54%の上昇を果たし、期待度は申し分ない状況でした。

発表後も上昇は衰えず、一ヶ月以内で最高でおよそ184%の上昇を見せつけました。

Zcash:JPモルガンとの提携を発表

世界最大級の投資銀行であるJPモルガンが、Zcashの「ゼロ知識証明」技術を採用すると発表しました。

ZcashはJPモルガンとの提携が発表されたと同時に価格が急上昇し、それに伴って知名度も高まりました。

Zcashの「ゼロ知識証明」はイーサリアムでも導入されており、仮想通貨の匿名性に高い関心が集まったと言えるでしょう。

出典:coinmarketcap

Zcashは大々的な発表もあり、開催5日前と開催日を比べ、およそ27%の価格上昇がありましたが、発表されてからわずか1日で138%の上昇を記録しました。

その流れは続き、最高で約280%ほどの上昇を叩き上げました。

この他にもコンセンサスでのスピーチや発表で期待度が上がり、他の仮想通貨も上昇傾向にありました。

リスク(Lisk)

出典:coinmarketcap

開催5日前と開催日を比較すると60%上昇、一ヶ月後には一時的にで752%まで上昇しました。

ファクトム (Factom)

出典:coinmarketcap

開催5日前と開催日を比べ26.6%上昇し、一ヶ月後には最高342.5%まで上昇しました。

今年の注目通貨

さて、2018年も主要通貨が揃ってニューヨークで催されるこの大イベントに参加を予定しています。

今年注目するべき通貨をいくつか紹介します。

ライトコイン(Litecoin)

ビットコインが仮想通貨における金であるとすれば銀の立ち位置にあるのがライトコインです。

ライトコインの創設者でもあり、自ら保有していたライトコインを全て売却する等、界隈では有名なチャーリー・リー氏は今回2日目に登壇する予定です。

イーサリアム

3日目にはEnterprise Ethereum Allianceからの発表があります。

昨年同様、新たな企業提携の発表であれば、価格上昇につながるかもしれません。

ソン(SONM)

5月10日現在、時価総額ランキングでは156位のソン(SONM)もコンセンサス3日目に発表があります。

ウェーブズ(Waves)

過小評価されているとも言われる時価総額39位のウェーブスは、短くもスピーチの時間が設けられています。

アイオン(AION)

一時期より勢いが弱まっている印象を受けるアイオンですが、コンセンサスが大きな動きへのきっかけになるかもしれません。

まとめ

昨年のカンファレンスでは多くの仮想通貨が上昇し、市場が盛り上がったことがわかります。

さらにスケールアップされた今年のコンセンサス2018でも、同様の価格の上昇を期待する方が多いでしょう。

今年のコンセンサスの注目スピーチをピックアップする記事を近々掲載予定ですので、そちらもご覧下さい。

また仕事が忙しくてコンセンサスに行けないと言う方はぜひ。

CoinPost編集長が日本ブロックチェーン協会事務局長の樋田桂一氏とALIS社のCEOである安昌浩氏と共に5月23日(水)夜10時から『世界最大級の仮想通貨サミット「Consensus」帰りの3人が日本の未来を生討論』と題してコンセンサスがどのようなカンファレンスだったのか、3人が語る講座をSchooで生公開で配信します。

事前に会員登録すれば全編無料で視聴できるのでぜひご視聴ください!

CoinPostの関連記事

仮想通貨時価総額ランキングTOP50|将来性と最新ニュースを徹底解説
ビットコイン、リップル、モナコインなど仮想通貨(暗号通貨)の「仮想通貨時価総額ランキングTOP50」です。通貨の特徴などポイント解説、前週比の相場変動まで一覧表で掲載。最新の海外ニュースや2017年仮想通貨ランキングもあるので、将来性の確認や参考投資情報としてお役立て下さい。
世界最大規模の仮想通貨イベント「コンセンサス2018」が開幕間近
2018年5月14〜16日にかけて米ニューヨークで開幕する、過去最大規模の仮想通貨イベント「Consensus(コンセンサス)2018」。どのような点が特に注目されているのか、注目のスピーカーを交えて解説していきます。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/05 金曜日
21:12
仮想通貨SUI(スイ)の運用|リキッドステーキングHaedalの始め方
仮想通貨SUI(スイ)のリキッドステーキングで年率2.2%超の利回りを得る。Haedalでステーキング後、発行されるhaSUIをNavi Protocolで運用し複利効果を狙う方法を、国内取引所での購入から図解付きで徹底解説します。
18:45
Etherscan開発チーム、高速EVMチェーンSeiで「Seiscan」運用開始
ブロックエクスプローラー大手Etherscanが、高速EVMチェーンSei向けに「Seiscan」の運用を開始。毎日10億回以上のAPIコール処理能力と高度な分析機能を提供し、開発者向けインフラを強化。
16:52
DNA Houseによる次世代金融システムをつなぐ独自コミュニティの構築方法|独占インタビュー
DNA House創設者Miglino氏独占インタビュー。Web3・AI・金融を融合し、従来の金融と分散型システムを橋渡しする独自コミュニティの構築方法と、グローバルインパクト創造への戦略を聞いた。
16:00
Collection Bank代表が語る、1年で200億円をトークン化したRWA戦略|独占インタビュー
Collection Bank代表独自インタビュー。コレクション収益化RWAトークン「ZMAT」で1年間に200億円の実物資産をトークン化。アートから不動産、文化財まで対象を拡大し、2030年に10兆円規模を目指す戦略を聞く。
16:00
「ブロックチェーンは都市」、大手VCDragonflyトップが語る投資哲学と分散型AIの役割|WebX2025
米大手VCDragonflyのハシーブ・クレシ氏がWebX2025で、独自の投資哲学について語った。「ブロックチェーンは都市」という比喩で多チェーン共存の必要性と分散型AIの重要性について解説した。
13:20
スターテイルの渡辺創太CEO、SBIとの新事業やトークン化革命を展望|WebX2025
WebX2025で渡辺創太氏が株式トークン化の可能性とSBIとの合弁事業の展望について語った。米国で新たな取引プラットフォームを可能にする動きが生まれていることにも言及している。
12:50
ジャスティン・サン、900万ドル相当のWLFIトークン凍結解除を運営チームに要求
トロン創設者ジャスティン・サン氏が5日、ワールド・リバティ・ファイナンシャルに対しトークン凍結解除を要求。ブロックチェーンの基本価値観を主張。
11:30
「仮想通貨保有企業が牽引する新たなアルトシーズンはすでに到来」ブルームバーグETF専門家
ブルームバーグETF専門家が仮想通貨トレジャリー企業主導の新型アルトシーズン到来と分析。SECが10銘柄のETF承認準備も、ビットコイン並みの需要は期待薄と予測。
10:15
ストライプ、決済向けL1チェーン「テンポ」の開発支援を正式発表
ストライプのCEOは、決済向けL1ブロックチェーン「テンポ」の開発を支援していることを正式に公表。テンポも発表を行なっており、仮想通貨イーサリアムと互換性を持つことなどを説明した。
10:00
ビットコイン市場の分岐点となる価格は? Glassnode分析
Glassnodeが週間レポートで仮想通貨ビットコイン市場を分析。相場の分岐点となる価格帯について論じている。ビットコインとイーサリアムに対する需要の違いについても指摘した。
09:02
米国初のドージコインETF、来週にも上場か
レックス・シェアーズとオスプレー・ファンドがドージコイン直接投資ETF「DOJE」を9月第2週にも上場予定。
08:05
上場企業のビットコイン保有量100万BTC突破、半年で150社超に急拡大
上場企業のビットコイン保有総量が9月4日に100万枚を突破。マイケル・セイラー氏のストラテジー主導で半年間に80社から150社超へ急拡大。
07:00
Fireblocks、ステーブルコインのネットワークをローンチ
仮想通貨インフラ大手Fireblocksは、ステーブルコインのためのネットワークをローンチしたことを発表。USDCを発行するサークルなど40超の企業がローンチ時点で参加している。
06:55
ワールドリバティ(WLFI)、ジャスティン・サンのアドレスを凍結か
ワールド・リバティ・ファイナンシャルがトロン創設者ジャスティン・サンのウォレットを9月5日にブラックリスト化。900万ドル相当のWLFIトークン移動後に制裁措置。
06:25
ストラテジー、S&P500指数編入の可能性高まるか=ブルームバーグ
マイケル・セイラー率いるストラテジーがS&P500組み入れ候補に浮上。パッシブファンドの約160億ドル買い圧力への期待も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧