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スイ、ガス代無料のステーブルコイン送金を提供開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 2025年8月以降の処理額は1兆ドル超
  • 2026年中にプライバシー決済も導入へ

ブロックチェーン決済の利便性を向上

暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)は21日、メインネットでガス代(取引手数料)不要のステーブルコイン送金を提供開始したと発表した。

プロトコルレベルの新機能であり、ユーザーや企業がガス代を支払ったり、ガス代に充てるSUIトークン残高を準備したりせずに、対応ステーブルコインをP2P(ピアツーピア)送金できるようにするものだ。

ローンチ時の対応ステーブルコインは、USDsui、SuiUSDe、AUSD、FDUSD、USDB、USDC、USDYなどとなっている。

スイの開発元であるミステン・ラボのアデニイ・アビオドゥン共同創業者は、次のようにガス代を無料にする意義について話した。

ステーブルコインはグローバル金融の中核になりつつある。しかし、その周辺インフラはいまだにユーザーや企業に不要な複雑性を強いている。

ガス代無料のステーブルコイン送金によって、私たちはブロックチェーン決済における最大のハードルの一つである、ガストークン管理の必要性を取り除く。

決済は、オンチェーンでデジタルドルを利用するすべての人にとって、シンプルで予測可能かつアクセスしやすいものであるべきだとも述べた。

ブロックチェーン上の送金では、依然として送金時にユーザーや企業が送金したい額とは別途で、送金手数料(ガス代)用の別残高を用意しておく必要があることが多い。また、相場変動により事前にガス代を予測できないこともある。

公式発表によると、今回の動きにより、ユーザーは送金コストが予測可能となり、運用コストも削減可能だ。また、1セント未満の少額送金や高頻度送金が商業的に実現可能になると見込まれる。

スイのチームは、利益率が重要な要素となる競争の激しい市場において、今回の動きは、次のような主体がSUIをステーブルコイン基盤として採用するインセンティブになるだろうとも述べた。

  • 複雑さや運用コストを削減したい企業
  • 手数料やトランザクション失敗などの摩擦に疲れたトレーダー
  • 自律的決済を実行する際、最も安く摩擦の少ない経路を選択するAI(人工知能)エージェント

スイ(SUI) は、ネイティブ・ステーブルコイン「USDsui(Sui Dollar)」を3月にメインネットで正式にローンチしたところだ。裏付け資産(債券や流動性資産)から生まれる利回りをSUIトークンの買い戻しに充てるなど、エコシステムに還元する仕組みを採用している。

関連記事:スイ独自ステーブルコイン「USDsui」、メインネットで正式稼働

スイ(Sui)ブロックチェーンのネイティブステーブルコイン「USDsui」がメインネットで正式稼働。Stripe傘下のBridgeが発行し、準備金利回りをSUIトークンの買い戻し・バーンやDeFiへの資金投入でエコシステムに還元する。

アビオドゥン氏は今月、The Blockのインタビューで、スイは2025年8月以降、1兆ドル(約159兆円)を超えるステーブルコイン取引を処理したと話していた。2026年中にプライバシー決済も導入する計画だ。ガス代無料のステーブルコイン送金とあわせて、資金移動する際のデフォルトネットワーク(最初の選択肢)となることを目指す構えだ。

関連:スイ(SUI)の買い方|元Meta開発者が手掛ける仮想通貨の将来性、おすすめ取引所の選び方

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