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スイ(SUI)の買い方|元Meta開発者が手掛ける仮想通貨の将来性、おすすめ取引所の使い方

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暗号資産スイ(SUI)とは

ブロックチェーンでは、ユーザー増加に伴う手数料の上昇やネットワーク処理の待機時間など、スケーラビリティの問題が顕在化しています。この課題に対し、改善案や新たなブロックチェーンの展開が進められています。

従来のブロックチェーン、特にイーサリアムでは、サイドチェーンやレイヤー2ネットワークを利用したオフチェーン処理が主流となり、問題の一部は解消されてきました。しかし、新世代のブロックチェーンは、初期段階から高い処理性能を備え、エンタープライズレベルの取引処理や大規模なアプリケーション開発が可能とされています。

その中でも、スイ(Sui)ブロックチェーンは、元Meta(旧Facebook)のメンバーによって開発され、高速かつ大量のトランザクション処理が可能なレイヤー1ブロックチェーンとして、注目されています。

本記事では、スイ(Sui)の基本情報、元Metaが関与する背景、並列処理を始めとする特徴的な技術、DeFiやTVL(総資産価値)の状況、そして暗号資産(仮想通貨)SUIの購入方法について詳しく解説します。

目次
  1. 仮想通貨SUIの購入方法
    1. 仮想通貨SUIの買い方の解説
    2. OKJの概要

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仮想通貨SUIの基本情報

項目 データ
発行上限数 100億SUI
メインネット起動日 2023年5月3日
コンセンサスアルゴリズム DPoS
過去最高値 769円
(2025年1月7日)
価格・時価総額 482円 / 1.5兆円*
預かり資産総価値(TVL) 16億ドル*
Totalアクティブアカウント数 9550万件*
Discordチャネル登録者数 91.6万*
公式Twitterフォロワー数 103万*

*2025年4月25日時点のデータ:コインマーケットキャップ、DeFillama、Sui公式サイト

スイ(Sui)ブロックチェーンの概要

スイ(Sui)は、元Metaのメンバーが設立したMysten Labsが開発する、高処理能力のレイヤー1ブロックチェーンです。

Web3の利点だけでなく、Web2のような使いやすさを提供することを使命とし、高速な処理能力と低い手数料、高い安全性、需要が増加してもコストや手数料が抑えられる設計です。

DPoS(Delegated Proof of Stake)はイーサリアムなどに代表されるPoSをベースにしながら、一般的にPoSよりも高速な取引が可能なメカニズムです。

PoSでは、トークン保有量の多いほどトランザクションの承認者になる確率が上がりますが、ネットワーク全体での合意形成が必要になり、承認に比較的時間を要します。一方、DPoSでは、トークン保有者は直接的にブロックの承認者を選ぶ代わりに、自分の投票権を代理人(Delegate・デリゲート)に委任することで、ブロック承認者が効率的に選ばれ、迅速なトランザクション承認が可能になります。

さらに、スイ(Sui)はトランザクションを並列処理するため、DPoSを採用している他のレイヤー1ブロックチェーンと比較しても、通常、より多くの取引が承認され、高速な取引承認速度が実現されます。

Suiの開発元は元Facebook・Metaのメンバー

Mysten Labsは、Evan Cheng(CEO)、Adeniyi Abiodun(CPO)、Sam Blackshear(CTO)、George Danezis(主任研究員)ら元Meta開発者によって設立。a16z、コインベースベンチャーズ、バイナンスラボなどの大手投資家から支持を受け、シリーズBで3億3,600万ドルを調達。 出典:MystenLabs

Sui開発元のMysten Labsは、米国のMeta社(旧Facebook)が行っていたステーブルコインプロジェクトの中心メンバーをもとに構成されています。同プロジェクトは、初期はLibra、後期はDiemと呼ばれていたものです。

Libra・Diemの構築にあたり、Facebook社は独自のプログラミング言語「Move」を開発しました。Moveは「Rust」というSolanaで採用されているプログラミング言語をベースに開発されています。

Meta社のステーブルコインプロジェクト(旧Libra)は終了しましたが、その技術を基にしたDiem系のレイヤー1ブロックチェーンが開発されています。Suiもその一つで、他にはAptos(APT)やLineraが存在します。

関連:Aptos、Sui、Linera—注目のDiem(旧Libra)系L1チェーンを比較

Moveとは
Moveは資産をリソースとして扱い、その管理や操作が厳格に定義されています。資産は一度に一つの所有者しか持つことができないため、二重支払いなどの問題を防止します。また、コードをモジュールとして構築できるため、再利用性と保守性が向上します。

AptosはMetaで開発されたMoveをそのまま使用していますが、SuiではMoveの改良版であるSui Moveを使用しています。

Sui Moveは資産やデータをオブジェクトとして扱い、一意のIDを割り当てます。このIDに基づいて各オブジェクトは独立して操作できるため、複数のトランザクションを同時に処理しても互いに干渉することなく効率的に処理できます。この並列処理能力により、Sui Moveはスケーラビリティの向上とトランザクションの高速化を実現しています。

さらに、Sui Moveでは、資産の所有と転送がネイティブにサポートされています。トランザクションに含まれるオブジェクトIDを自動的に解決し、所有権のチェックや型の検証を行うため、開発者はより安全で簡潔なコードを書くことができます。

これらの特徴により、Sui Moveは他のブロックチェーンプラットフォームと比較しても、優れた柔軟性と効率性を提供します。

関連:【Sui完全ガイド】急成長するL1チェーンの技術・機能・エコシステムを徹底解説|Four Pillars

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Suiの特徴:並列処理とDAG(有向非巡回グラフ)

SUIのTPS試算値は最大297,000件、ファイナリティまでの時間は約480ミリ秒。テスト時の要件:世界中に分散した100のバリデータと高性能なハードウェア構成を使用、現実的なネットワーク環境をシミュレート。Suiのコア機能であるプログラム可能なトランザクションブロック(PTB)を活用し、同種のトランザクション(例:コインの送金)をPTB内で実行した。出典:Sui io

SuiはWeb2のような使いやすさとWeb3の利点を持ちあわせることを掲げているため、高い処理能力や低い決済手数料を実現しています。公式HPによると、2024年6月時点では、1秒間あたりの取引処理能力の指標となるTPS(Transacrions Per Second)の理論値は297,000です。

Suiが高い処理能力を持つ理由の一つに、メモリープール(Mempool)にDAG(有向非巡回グラフ)構造を採用している点があります。

従来のブロックチェーンは1:1の直線的な構造ですが、DAG構造では1:Nの関係で複数のブロックが接続されます。これにより、複数のトランザクションを並列で記録でき、処理能力が向上します。

Suiのトランザクション実行とコンセンサス形成メカニズムは、「Narwhal」と「Bullshark」の2つのプロセスに分かれています。Narwhalはメモリープールのトランザクションを実行して情報を拡散し、Bullsharkはその情報をバリデータが検証・承認します。両方ともDAG構造を採用することで、Suiは高速なトランザクション処理とファイナリティ形成を実現しています。

Suiの将来性:企業提携と今後のビジョン

出典:MystenLabs

Mysten Labsは国内外の有力企業と提携を重ね、事業を拡大している。2022年10月には電通グループのベンチャーキャピタルファンド「電通ベンチャーズ2号ファンド」から出資を受け、翌年には電通と共同で分散型ID(DID)を活用したクリエイターエコノミー構築プロジェクトを始動した。

2023年6月にはグリー株式会社と戦略的パートナーシップを締結。グリーは「Sui」のバリデータ運用を開始し、日本発IPを生かしたWeb3ゲームをSui上で展開している。

2025年に入ってもSuiエコシステムの成長は続く。4月24日、米大手暗号資産投資会社グレースケールが「グレースケール SUI トラスト」を立ち上げ、機関投資家にSUIへの間接投資手段を提供した。

同月、xPortalはSui基盤のバーチャル・マスターカードを発表し、携帯型ゲーム機「SuiPlay」の予約は開始直後に完売した。

さらに4月16日、ギリシャのアテネ証券取引所グループとMysten Labsは、Suiを用いたゼロ知識証明ベースの資金調達プラットフォームの設計と事業要件を完了した。これは伝統的資本市場によるSui採用の初事例であり、Suiネットワークの性能とセキュリティが実需で高く評価された格好だ。

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SuiのTVLとDeFiについて

Suiは、2023年5月3日のメインネットローンチ以来、DeFi TVL(Total Value Locked)や平均DEX取引量が増加傾向にあります。

TVLとは、ブロックチェーン上で稼働するDeFiにどの程度の金額がロックされているかを表す指標です。SuiのTVLは2025年4月時点で16億ドル(約2,300億円)となっています。

出典:Defillama

代表的なSui上のDeFiには、DEXではCETUS(セタス)やDeepBook(ディープブック)、FlowX.finance、レンディングプロトコルではNAVI Protocol(NAVIプロトコル)やScallopなどがあります。

Sui上のDeFiプロダクト数は40個未満と少ないものの、これだけの資金が集まっている点から、さらなる拡大の余地が伺えます。Suiの高性能な設計と開発環境の高いユーザビリティが認知されることで、今後さらに多くのアプリケーションが増加し、Suiがより注目される可能性があります。

仮想通貨SUIの購入方法・買い方の解説

日本国内の暗号資産取引所では、OKJがSUIを取り扱っています。SUIを購入したい場合は、OKJで口座開設を行いましょう。

OKJではスイ(SUI)の現物取引(販売所・取引所)と積立投資、ステーキングサービス等を提供しています。

OKJは日本国内の暗号資産取引所で、日本語・日本円でSUIや他の暗号資産を取引することができます。口座開設には、携帯電話番号の認証と身分証明書が必要になるため、準備してから口座開設を行うとスムーズです。

OKJの概要

SUIの取引所取引(板取引)を提供「OKJ」
OKJは、国際的な規模で暗号資産交換所およびブロックチェーンビジネスを展開する OK Groupの日本法人です。ユーザーの資産は100%コールドウォレットで管理されるなど、高いセキュリティを維持。板取引において取り扱い銘柄の豊富さが特徴で、出庫対応のスピードも早いと評判です。
万全なセキュリティとサポート体制
狭いスプレッドと高い流動性
スピーディーな入出金・入出庫
OKJの主なスペック
取扱い通貨 44種類
取引方法 販売所・取引所
最小注文数量 1 SUI(取引所・販売所)
投資サービス Flash Deal/積立/ステーキング
各種手数料 入出庫手数料:0.5~3 SUI
取引所全銘柄手数料: Maker ~0.07%、Taker ~0.14%
30日間の取引量100 万円未満※Lv1の場合
アプリの使い勝手 値動きと板の注文状況を確認しながら取引可能

OKJの口座開設からSUIの購入まで

手順1:OKJの口座開設

  • OKJの公式サイトにアクセス
  • 必要情報(氏名・住所・メールアドレスなど)を入力し、アカウントを作成
  • 本人確認書類(運転免許証など)をアップロードし、KYC(本人確認)を完了

手順2:日本円を入金

OKJ Deposit
  • アカウントにログイン後、「入金」メニューから「日本円」を選択
  • 銀行振込の手順に従って入金を完了

手順3:SUIを購入

OKJ buy Sui
  1. トップページの「取引所」をタップします。
  2. 左上の暗号資産の銘柄をタップして、購入したい暗号資産を選択します。
  3. 注文タイプを選択します。
  4. 注文内容を入力し、「購入」ボタンをタップ→ 取引パスワードを入力し、「確認」ボタンをタップします。

ポイント:販売所での購入は初心者向けですが、スプレッド(手数料相当)がかかる点に注意してください。

〈OKJはSUIの購入が簡単な販売所とトレーディングに最適なSUI/JPY取引所を利用可能。ステーキングや高利率のキャンペーンサービス(FlashDeal)も随時募集。資産運用にも最適。〉

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