WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム開発者、量子コンピューター対策の新方式を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • EIP案9999、可変長公開鍵のデポジット契約
  • BLS新規受付を一方通行で停止するスイッチを設計

耐量子デポジット契約の設計

イーサリアム(ETH)の開発者チームが24日、将来の量子コンピューターによる署名解読リスクに備えた新しいデポジット契約案をGitHub上のEIPリポジトリへ提出した。提案は仮番号EIP9999として登録され、可変長の公開鍵と認証情報を扱える設計になっている。

現行のデポジット契約はBLS12-381方式の公開鍵・署名サイズに固定されており、より大きなポスト量子鍵を扱えない。提案者には耐量子(ポスト量子)関連のEIPに携わってきたケバンドレイ・ウェダーバーン(Kevaundray Wedderburn)氏らが名を連ねる。

関連記事:イーサリアム財団、「グラムステルダム」のガス上限変更でツール破損を警告

この記事のポイント 固定ガス上限依存ツールは要更新 検証網公開、本番相当フォークは20日 ガス変更でツール破損を警告イーサリアム財団(EF)は17日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の次期

スキーム識別子と契約の仕組み

新しい契約はデポジットのたびに「スキーム」と呼ぶ識別子を指定する仕組みを採る。スキーム0は既存のBLS署名を表し、それ以外の値は将来の暗号方式に割り当てる余地として予約される。データはEIP-7685の仕組みに基づき、コンセンサス層へリクエストとして渡される。

既存契約が使うマークルツリー方式は廃止する。EIP-6110で導入済みのログベースの検証手法を踏襲し、旧方式で必要だった検証用ハッシュ値のフィールドも不要になる。契約の預け入れ関数は「スキーム」「公開鍵」「引き出し用資格情報」「資格メタデータ」の4つの引数を取る。

関連記事:仮想通貨の量子コンピュータ対策【2026年】主要5銘柄の最新動向を解説

量子コンピュータが仮想通貨の暗号を解読するリスクとは何かわかりやすく解説。ビットコイン(BTC)をはじめ、ETH・XRP・SOL・BNBの量子コンピュータ対策状況を一覧で整理。50万物理量子ビット基準や各ロードマップの違いを、初心者にもわかるよう解説します。

BLS廃止までの移行フェーズ

提案では契約の状態を3段階のモードで管理する。導入直後は預け入れを拒否する無効状態から始まり、稼働開始後は既存のBLS方式を受け入れる状態に切り替わる。最終段階でBLSの新規受付を止める廃止状態に移行し、モードは一方向にしか進めない。

廃止状態への切り替えは取り消せない設計で、量子計算機の実用化後にBLS方式の新規登録が再び有効化される事態を防ぐ狙いがある。活性化や廃止の具体的な日時はいずれも未定で、EIP-6110やEIP-7251など複数の既存提案への依存も明記されている。

この提案はドラフト段階で、コア開発者による正式なレビューや採用の合意には至っていない。仮番号9999はEIP登録前の一時的な表記であり、正式なEIP番号や実装スケジュールは確定していない。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/10 土曜日
14:45
リップル、1000億XRPの総供給量を超える不正生成を許した脆弱性を修正
XRPレジャーの決済エンジンに、総供給量を大幅に上回るXRPを不正に生成できる脆弱性があった。9月25日公開のxrpld 3.4.1で修正済みで、公開ネットワークでの悪用の証拠は見つかっていないという。
13:42
不動産デジタル証券の購入者層、「利回り・値上がり益重視」が最多|7000人調査で
KDX STパートナーズが「KDX STアプリ」の個人本会員7002名を調査した。不動産デジタル証券の保有者2391名では株式現物の経験10年以上の層が厚い一方、同証券の投資経験は1年未満が919名に集中した。
13:30
リップル共同創設者、米中間選挙向けに約36億円寄付|仮想通貨団体に反発
リップル共同創業者ラーセン氏が仮想通貨PAC「フェアシェイク」のブラウン上院候補攻撃を批判し、同候補側に400万ドルを拠出した。リップルは同PACへの資金提供継続を検討中だ。
12:00
Blockchain.com、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブの免許を申請
仮想通貨サービス企業のBlockchain.comが、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブを提供するため、CFTCに先物取引所の指定と先物取引業者の登録を申請した。
11:40
タイSEC、仮想通貨現物ETFを解禁 ビットコインとイーサリアムに限定
タイ規制当局は8日、仮想通貨現物ETFの国内組成を認める11本の告示を発表した。初期の対象はビットコインとイーサリアムで、16日に施行される。証券会社による現物ETF購入向けの融資は禁止し、取引前のリスク確認も義務付けた。
11:20
米CFTC、予測市場の規則2件発表|イベント契約は管轄下、カジノ型賭博は除外
米CFTCは、カジノ型賭博をスワップから除外する暫定最終規則と、イベント契約を含める規則案を公表した。複数州と予測市場の管轄権限争いが生じている状況での動きだ。
10:50
ロビンフッドチェーン、手数料払いで取引処理を優先する方式を検討か=報道
コインデスクによると、ロビンフッド・チェーンが手数料を払って特定の取引を優先できる、アービトラムの新方式を検討していると報じた。現在は先着順で処理し、タイムブーストも利用していない。
10:05
ビットコイン上昇継続の条件は? コインシェアーズ分析
コインシェアーズは8日のレポートで、仮想通貨ビットコインの上昇加速には財政懸念に基づく資金流入が必要との見方を示した。米長期金利が20年以上ぶりの高水準に達する中、仮想通貨ファンドの資金流入は鈍化している。
09:10
米司法省、イラン関連取引を巡るバイナンスの和解後の制裁遵守を審査=報道
米司法省刑事局のドゥバ局長が、バイナンスによる2023年の和解合意の順守状況を精査していると明らかにした。イラン制裁違反の可能性を巡る捜査が続く中、違反が認められれば訴追の再開や追加罰金につながる可能性がある。
08:10
スタークネット、L1化を検討|STRKトークンは今週約70%高騰
スタークウェアのベン=サッソンCEOは、スタークネットが量子耐性の実現に向け、独自のレイヤー1化を含む選択肢を検討していると明らかにした。STRKは今週69.2%高騰した。
07:00
世界最大のXRP保有企業エバーノース、12日にナスダック上場へ
世界最大のXRP保有上場企業エバーノースは9日、アルマダとの事業統合を完了した。12日にナスダックで取引を開始する予定。
06:40
ジーキャッシュ、量子攻撃に備える署名命令 公開型アドレスに1月に追加計画
仮想通貨ジーキャッシュの開発者が、量子コンピュータに耐えるハッシュ型署名の検証命令を1月に追加する計画を公表した。有効化日は未定で、発行量の70.4%を占める公開アドレスが対象となる。
06:12
レジャーウォレット、推計136億円超流出か 東南アジア販売店に販売停止要請
仮想通貨ハードウェアウォレット大手のレジャーは9日、東南アジアの購入者から資金を失ったとの報告を受け、販売店クリプトビリスに販売停止を要請した。調査者の1人は流出額を8,600万ドル超と推計したが、レジャーは流出額と原因を調査中。
05:50
ベッセント米財務長官、約10億ドルのイラン仮想通貨を今週にも押収と発言「所在は把握」
ベッセント米財務長官は8日、10億ドル相当のイランの仮想通貨を今週にも押収する可能性が高いと明かした。押収対象の銘柄や方法は明らかにしていない。米政府関連のウォレットは今週、2,440億円相当を移動した。
05:00
サム・アルトマン氏出資のビットコイン生保、60億円相当調達 富裕層で需要増
世界初のビットコイン建て生命保険会社ミーンワイル(Meanwhile)が、ベイン・キャピタル・クリプト主導で3750万ドルを調達した。累計調達額は1.8億ドルを超え、アジア・欧州・中東の富裕層向け需要の拡大が背景にある。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧