- スイがDevネットで耐量子署名に対応
- スイの耐量子署名、マルチシグ取引にも対応
スイが耐量子対応
仮想通貨スイの開発元ミステン・ラボの共同創業者で最高暗号責任者のコスタス・カリアス氏は13日、開発用ネットワーク「Devネット」が初のネイティブな耐量子取引の処理に成功したと発表し、オンチェーンの取引記録を公開した。この対応は、ミステン・ラボが12日にリリースしたデブネットv1.82.0に盛り込まれたものだ。
この対応の背景には、取引を行ったアカウントの公開鍵は永続的に公開されるため、十分な性能の量子コンピュータが登場すれば秘密鍵を割り出され、署名を偽造される恐れがあるというスイ財団の8月6日付ブログでの指摘がある。
そこでスイが採用したのが、米国立標準技術研究所(NIST)が承認した耐量子署名方式「ML-DSA-65」で、日常的な取引向けにブロックチェーン本体へ標準で組み込む「ネイティブ」な署名方式となる。デブネットでは、ML-DSA-65で署名した取引をExecuteTransaction APIで送信し、VerifySignature APIで検証できるようにした。
スイが先に公表したロードマップでは、ML-DSA-65を使うネイティブなアカウントを2026年末までにテストネットへ、メインネットでのネイティブなアカウント認証を2027年第1四半期に導入する目標で、いずれもセキュリティ監査とテスト結果次第としている。
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対応範囲と課題
対応範囲では、v1.82.0がML-DSA-65を複数署名(マルチシグ)取引でも使えるようにし、GraphQLとRust SDKにも統合した。
スイ財団は、耐量子署名と公開鍵はいずれも従来の署名方式「Ed25519」より大幅に大きく取引サイズが増える一方、署名あたりのネットワーク負荷は増えないと説明した。
一方、スイ財団は独立した監査を進めており、各目標時期は監査やテストネットでの検証結果によって変わりうるとしている。
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