- ペイワードがサルド銀行の買収契約を締結
- ペイワードの買収は2027年完了を予定
サルド銀行を買収
仮想通貨取引所クラーケンの基盤を担うペイワードは14日、リトアニアで免許を持つサルド銀行を傘下に置くフィンランドの持ち株会社、サルド・ファイナンスを買収する正式契約を結んだと発表した。今回の買収が実現すれば、ペイワードは欧州の銀行を買収する初の仮想通貨企業になるとしている。
今回の買収の背景には、ペイワードが米国で連邦準備制度の限定目的マスターアカウント、アイルランドで中央銀行の電子マネー機関免許を保有し、20億ドル超の融資を実行するなど、免許ごと・市場ごとに規制対応のインフラを積み上げてきた経緯があるという。
共同CEOのアルジュン・セティ氏は、規制を受けるEUの銀行は欧州の顧客に主要な金融機関として向き合うために必要な要素だとした上で、EUから始め、目標は世界展開だと話した。
ペイワードはEUの銀行免許を、欧州最大の規制市場に基盤を広げる次の一手と位置づけており、サルド銀行はその免許を持つ。デジタルを軸とする同行は、リトアニア、フィンランド、スウェーデン、ドイツの4市場で営業し、オランダでも免許を使って展開できる上、預金商品と融資基盤に加え、銀行機能を他のフィンテック企業向けに提供するバンキング・アズ・ア・サービスを構築してきたチームも持つという。
今回の買収は2027年の完了を予定しており、通常の完了条件と規制当局の承認が前提となる。完了後は、預金への利息や中小企業向け・消費者向けの融資、クレジットカードに加え、他のフィンテック企業向けのカード発行、融資基盤、単一ユーロ決済圏(SEPA)の決済へのアクセスをペイワードが提供できるようになる見込みだ。
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