- ハイパーリキッド上の先物を参照、RLUSDも担保に利用可
- バーチュが利用開始、英領BVIライセンスで提供
リップルプライム、RWAスワップに対応
リップル社(Ripple)は15日、機関投資家向けプライムブローカレッジ「リップルプライム(Ripple Prime)」で、株式や商品などの現実資産(RWA)の価格に連動する無期限スワップの取り扱いを始めたと発表した。参照市場は株式や株価指数、ETF、金属、エネルギー、為替(FX)にまたがる100超。週末を含め24時間365日、取引と決済ができる。米マーケットメーカーのバーチュ(Virtu)などの機関顧客が、すでに取引を始めている。
無期限スワップは満期のないデリバティブ契約で、原資産を持たずに価格変動へのエクスポージャーを得られる。仮想通貨市場では「無期限先物(パーペチュアル)」として普及している。
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ハイパーリキッド上の先物を参照
今回のスワップは、リップルプライムを取引相手(プリンシパル)とする契約だ。参照するのは、分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッド(Hyperliquid)上でTrade.xyzが上場する無期限先物。参照市場が週末も止まらないため、顧客は伝統的な取引所の営業時間外でも株式や商品のポジションを調整できる。
顧客はRWAスワップのポジションを、リップルプライムが扱う他の資産クラスとまとめて証拠金を管理するクロスマージンの対象にできる。担保には同社のステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」も使える。取引相手を1社に集約し、リスク管理と証拠金をポートフォリオ全体で一本化できる仕組みだ。
リップルプライムの国際部門CEOマイケル・ヒギンズ(Michael Higgins)氏は、機関投資家は株式や商品、通貨へのエクスポージャーを、デジタル基盤ならではの常時アクセスと効率性とともに求めていると説明した。リップルプライムは「両方の世界で機能する」よう構築されたと述べた。
バーチュでデジタル資産の事業開発を率いるスコット・モーグリング(Scotte Moegling)氏は、資産クラスをまたぐ24時間のクロスマージンによって、新たな流動性プールへの展開を効率化できるとコメントした。
BVIライセンスで提供、他地域にも拡大へ
リップルプライムは、リップル社が12億5000万ドルで買収したプライムブローカー、ヒドゥン・ロード(Hidden Road)を前身とする。2026年2月にはハイパーリキッドへの対応を発表し、機関顧客が分散型取引所の無期限先物を取引できる環境を整えていた。リップル社によると、RWAに連動する無期限先物の取引高は年初から飛躍的に伸びている。
今回のサービスは現時点で、リップルプライムの英領バージン諸島(BVI)ライセンスに基づいて提供される。同社は近く他の地域でも提供する意向を示した。RLUSDを担保に使えるかどうかは法域によって異なるという。
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