仮想通貨ビットコインの週足RSIが「売られ過ぎ」を示唆 バブル崩壊後初

ビットコインの週足RSIが「売られ過ぎ」を示唆

乱高下が続いた週末の仮想通貨市場から一変、4日〜5日にかけてビットコイン市場は同水準で推移した。

CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物も、前週は635ドル(68,086円)と、比較的大きなギャップで取引が開始したのに対し、週末の終値が6,715ドル(728,624円)に対し、始値が6,820ドル(740,017円)と105ドルに、すでに窓埋めが確認された。

新型コロナウイルスと世界経済に先行きが見えないことを嫌気したことで、前代未聞の株価乱高下を招いた金融市場。ビットコインも連れ安する形で大幅安の安値水準まで急落したが、今回のBTC価格の急落に伴い「売られ過ぎ」の水準まで下落した週足のRSIが海外で再注目された。

ビットコインの週足のRSI(相対力指数)が、仮想通貨バブル崩壊後に大底をつけた2018年末以来の低水準「30%」に達した。

RSIは、相場の相対的な強弱(買われ過ぎか、売られ過ぎか)を表す指標で、0から100%の間で変動する。一般的に、相場の上昇局面では50%以上、下降局面では50%以下で推移。70%から80%以上で買われ過ぎ、30%から20%以下で売られ過ぎを示唆する。

週足レベルでは、2015年以降3度目の30%水準に。前回から1年4ヶ月ぶりの低水準に相当する。

1月〜3月は仮想通貨取引が活発化

第4四半期(米Q1)における仮想通貨取引所22社の取引量が、大幅に増加したことがわかった。

The Blockが行った調査によると、主要22社の取引量は第1四半期に1540億ドル以上に達し、前四半期比で960億ドル増の61%高を記録した。

出典:the block

ビットコイン価格は、四半期間で4%高に留まったが、市場価格が大きく乱高下した第4四半期の市場推移を受け、取引量が活性化。

一方で、ビットコインのネットワークトランザクション量は、1日平均19億8000万ドル、四半期で1780億ドルが取引されたた。これは、全四半期比で11%高に相当、取引量と比較して低い上昇値に留まった。

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新型コロナウイルスに関する「緊急事態宣言」の予告報道も、日経平均株価は一時前週末比500円超と反発。先行き不透明な状況が続くなか、当面の悪材料を市場が織り込んでいる場合、投資家心理の改善はビットコインなど仮想通貨市場にも追い風となり得る。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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