イーサリアム財団、ETH2.0の特設ページ開設 最新進捗の公式配信も

Eth2の特設ページ

イーサリアムのコア開発に携わる組織のイーサリアム財団が公式サイトに、次世代ネットワークのEthereum 2.0 (Eth2)の特設ページを立ち上げたことがわかった。

特設ページによると、2.0の第一段階にあたる「フェーズ0」は年内にローンチすると掲載されている。現段階では、「フェーズ0」は最終のテストネット「Medalla」として試運転されている段階にある。

先日、ネットワークがダウンする事態が発生したが、対策はすでに講じられている。原因は、主要クライアントPrysmの時刻同期に関する問題であったことが明らかになっており、最新の状況では、「Medalla」の稼働は復旧しているとしている。

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また、今回立ち上げられたページの冒頭には、2.0がローンチされた後も、既存の仮想通貨ETHの保有者はそのまま2.0でも同じETHを利用することができると説明した。既存ネットワークのdApps開発者も特に行動を起こす必要はないという。

ページコンテンツ

特設ページでは、「フェーズ0」の仕組み、Eth2への関わり方に関する解説ページが掲載されているほか、Eth2の各実装段階の進捗ステータスも表示されている。「フェーズ0」は、現在「テスト進行中」で、ほかのフェーズは、「To Do」となっている。

出典:ethereum.org/en/eth2/

また、Eth2におけるPoSステーキングに必要な32ETHや、ネットワークの拡張にあたる「シャードチェーン」の紹介など、Eth2の特徴についても説明内容が書かれている。

具体的に、フェーズ0より、ステーキングはできるが、フェーズ1のシャードチェーンが実装されるまで、ステーキングの報酬を引き出すことはできない、と説明されている。さらに、フェーズ1.5までは、メインネットでは既存のPoWメカニズムとして稼働し続け、1.5が実装されると、メインネットはPoWからPoSに完全に変わるという。

最後に、各フェーズのローンチ予測日程も掲載された。

  • フェーズ0(ビーコンチェーン実装):2020年
  • フェーズ1(シャードチェーン利用開始):2021年
  • フェーズ1.5(メインネットがシャードチェーンになる):2021年
  • フェーズ2(シャードが全稼働に):2021年以降

参考:ethereum.org

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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