トランザクション数推移
イーサリアムの日間平均トランザクション数が20年第2四半期で86.6万件とビットコインの3倍の水準に達したことがわかった。
AksjeBloggen.comが発表したデータによると、イーサリアムは全仮想通貨(暗号資産)の中で最もブロックチェーン上で取引が行われており、86.6万件。2位のビットコインは29.6万件だった。
オンチェーン取引額推移
オンチェーン取引額の推移でみると、ビットコインとイーサリアムは7月に計901億ドルの年初来高水準を記録しており、ブロックチェーンの取引が活発になりつつある。
The Blockリサーチによると、6月比で取引量が15.7%増加。特にイーサリアムの取引額の増加が顕著で、6月の160億ドルから240億ドルまで50%増となった。
一方のビットコインは、6月の619億ドルから661億ドルと6.8%増となったが、取引額の推移で見るとビットコインが大きなシェアを占めていることがわかる。
オンチェーン取引額と取引数の差には、小額の取引が発生するイーサリアムのスマートコントラクトや関連エコシステムの活性化に理由がある。特に第2四半期は、価格高騰に伴い活発になったDeFiエコシステムの拡大が観測されており、小額トランザクション数の増加に顕著な変化がみられたことが予想される。
DeFiの時価総額は大きなシェアを占めるChainlink(LINK)を筆頭に、DeFi銘柄の時価総額も右肩上がりの状況にあり(過熱感から現在は利食い先行)、16日には150億ドルを超えている。