bitFlyer Europe、大手決済「PayPal」でのユーロ入金に対応
PayPalでの入金が可能に
仮想通貨取引所ビットフライヤーの子会社「bitFlyer Europe」が、支払手段として大手決済サービスPayPalを追加することを発表した。
これにより、bitFlyer Europeのユーザーは、ヨーロッパで最も使われている決済手段であるPayPalのアカウントからユーロを入金して、暗号資産(仮想通貨)を購入できるようになる。
bitFlyer Europeのビジネス戦略マネージャーJacek Bastin氏は、The Blockに対し以下のように語っている。
私達が行ったのは、eコマースのウェブサイトが決済手段としてPayPalを追加するのと同様のことだ。
PayPalは、ヨーロッパで約35%のシェアを持つ決済手段であり、すべての人、特に新規参入者にとって仮想通貨をより身近なものにすることができる。
ユーザーは資金を入金するための支払い方法を選択すると、PayPalのWebサイトにリダイレクトされる。
従来の支払い方法では、入金が完了するまでに最大3営業日かかることもあったが、PayPalでの支払いは瞬時に行われるようだ。
他の取引所におけるPayPalでの決済
現在のところ、PayPalアカウントを介して資金を入金することができる取引所は他にない。
PayPalと関係が深いCoinbaseは、ユーザーのPayPalアカウントへの出金のみを許可している。
LocalBitcoinsやPaxfulなどのP2P取引所ではPayPalを介して仮想通貨を購入できるが、買い手と売り手が取引のためにPayPalアカウントから資金を送るC2C(顧客対顧客)であり、今回のbitFlyer EuropeがPayPalを利用可能にしたのはB2C(企業対顧客)の関係に当たる。
PayPalの仮想通貨事業への参入
3月に欧州委員会に提出された文書(委員会の公表は6月)で、PayPalは仮想通貨事業への参入を計画していることが明らかになった(委員会による公表は6月)。
関連:米PayPalの仮想通貨事業参入、本当だった 欧州委員会に書面提出
また、7月にはステーブルコイン発行企業Paxosと提携すると報じられている。
関連:米決済大手PayPalが仮想通貨事業参入、ビットライセンス有するPaxosと提携か=coindesk
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