XRPの上場投資商品(ETP)、欧州の大手証券取引所に上場へ
XRPのETPが上場へ
英大手仮想通貨投資企業CoinSharesがXRP(リップル)の上場投資商品(ETP)をスイスの証券取引所SIXに上場させる予定が判明した。
このETP商品は、「XRPL」というティッカーシンボルとして上場し、1口=現物40XRPとなるという。上場の日程は具体的には言及されていない。
CoinSharesは欧州最大の仮想通貨投資企業で、約5.4兆円に相当する暗号資産を運用。先日は、ライトコインETPを発表していた。
XRPのETP商品のローンチは今回が初めてではない。2019年にスイスのAmun AGが「AXRP」というETPをローンチした経緯がある。
昨年12月末に、SEC(米証券取引委員会)がリップル社に対し、XRPの有価証券をめぐる訴訟を起こしたことに伴い、スイスの資産運用企業21Sharesが、提供する仮想通貨ETPのリストからXRPを除外した事例がある。
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しかし、イギリスやスイスではXRPが有価証券と判断された先例はない。各国における規制方針に準拠する形で、CoinSharesはグローバル的資産としてXRP ETPのローンチを発表したものと考えられる。
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