米上場企業コインベース、1,400億円の私募債を検討
コインベースが私募債発行へ
米国の大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは、1,400億円(12.5億ドル)の私募債検討を発表した。2026年に満期を迎える私募債(Convertible Senior Notes)を発行し、資金調達する意向を明かした。
今年4月に米国の仮想通貨取引所として初めて株式公開を果たしたコインベースは、ナスダックの上場企業(COIN)だ。 私募債とは、一部投資家が直接引受する社債のこと。私募債は、2026年6月1月に満期を迎えた際、購入した投資家は現金もしくはコインベースの普通株に変換可能となるほか、半年ごとの未収利息を得られる仕組みだという。
コインベースは、新たな資金調達の目的については説明していないが、事業拡大のためとみられる。
コインベースのCEOは、先日公開した1Q(第1四半期)決算で中長期的な展望について、DOGEコインを含むより多くの銘柄の新規上場について前向きな姿勢を見せたほか、短中期的に新規プロダクトやサービスを開発し、収入源を分散化する計画を伝えた。
一方、ビットコイン価格の大幅下落に伴いCOIN株式価格も軟調に推移。上場初日の最高値429ドルから約73%の下落幅を記録している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します