英著名投資家、仮想通貨関連企業2社に総額40億円投資
仮想通貨関連サービス2社に総額40億円の投資
ヘッジファンドマネージャーでビリオネアのアラン・ホワード(Alan Howard)氏がロンドンを拠点とする暗号資産サービスを提供する企業に投資を行ったことが分かった。二日前の10日には、別の暗号資産関連の企業への投資も明らかになっている。
デジタルアセットのインフラプロバイダーであるCopper.coは、Howard氏から2,500万ドル(約27億円)の投資を受けたことを発表した。Howard氏はこれまで、CoinSharesやBlock.one、Elwoodなどの暗号資産関連企業に投資してきた。
Copperは、今年5月にシリーズBラウンドでの5,000万ドル(約54億円)の資金調達を行っており、その際にはDawn CapitalとTarget Globalが主導した。同社は追加の資金について以下のようにコメントした。
グローバルな銀行や伝統的なカストディアンの高度な要求が、暗号資産の普及に向け新たな側面をもたらそうとしており、追加の資金は分散型台帳技術(DLT)と暗号資産による恩恵を伝統的な金融サービス企業に与えるという同社の役割のために振り分けられる。
また、Copperは「この追加の資金調達は、伝統的な金融セクターからの暗号資産への興味と賛同が増えつつあることを示している証拠。」とした。
アジアの暗号資産取引所へ出資
また、6月10日には、暗号資産取引所のKikitradeもHoward氏から1,200万ドル(約13億円)の出資を受けたと発表している。
Kikitradeは2020年の第4四半期にローンチしたばかりのアジアを拠点とする暗号資産投資プラットフォーム。
Howard氏から調達した資金をもとに、アジア太平洋地域、特にオーストラリアや香港、台湾、東南アジアでのユーザーでのユーザー基盤拡大に力を入れるとした。
Kikitradeへの投資家には、Howard氏のほかにDragonfly CapitalやAnimoca Brands、Ethereumの共同創設者、Joseph Lubin氏が含まれている。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します