ステーブルコイン規制の情報収集、米財務省と金融関係者が会談=報道
米国、ステーブルコイン規制か
米財務省の官僚は暗号資産(仮想通貨)ステーブルコインの規制について、今週複数回にわたって金融関係者と会談したことがわかった。ロイターが10日に報じた。
財務省はステーブルコインの利用拡大に伴う金融安定へのリスクを懸念し、規制する意欲をこれまで示してきた背景がある。
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ロイターが引用した3つの匿名情報筋による内容で、財務省官僚は銀行などの組織の関係者と会議を行い、ステーブルコインへの市場需要が増加し今後多くの投資家が仮に一斉に米ドルに換金する場合の潜在リスク、およびそれに対応する規制監督の必要性をめぐって議論したという。
また、ステーブルコインの構造や利用に関するセキュリティ(安全面)については、規制環境が十分に設けられているかというトピックで意見を交換した。今回の会談は主に財務省が情報を収集するために実施されたもので、財務省側は実際の規制方針を示していない、とロイターの取材で情報筋は明かした。
財務省の公式声明によると、現在同省は「ユーザー、市場、金融システムに対してステーブルコインがもたらし得る利益とリスクを評価しているところ」だという。
7月に、イエレン米財務長官は「金融市場における大統領作業部会」によるステーブルコインの討論会にて、金融規制当局の責任者たちにステーブルコイン規制の策定を促した経緯がある。
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ステーブルコインとは
ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルや円などの法定通貨に裏付けられその価値を保つ仕組みとなっている。米ドルの裏付けによるステーブルコインとしてはUSDT・USDCが挙げられる。また、DAIやUSTといったアルゴリズムを利用するステーブルコインなどもある。
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