ゲーム特化VCのBitkraft、84億円規模のNFTゲームファンドを立ち上げ
Yield Guild Gamesなどに投資
ゲーム市場に特化したベンチャーキャピタルのBitkraftは、ブロックチェーンゲームへの投資を行う7,500万ドル(約84億1000万円)規模のファンドを立ち上げた。
ファンドはプレシードからレイター段階まで幅広いステージを対象とし、仮想通貨やNFTなどのトークン、またはエクイティに投資を行うとしている。
Bitkraftはデジタルアセット市場の分析企業であるDelphiDigitalとのパートナーシップを締結、DelphiのパートナーであるPiers Kicks氏がBitkraftに加わっている。
既にファンドはPiers Kicks氏のもと、ブロックチェーンゲームや関連する6つのプロジェクトに投資を行っており、ImmutableやYield Guild Games、Horizon Blockchain Games、Alethea AIなどを含めている。
ImmutableはTikTokのNFTに採用され話題になったスケーリングソリューション、Immutable Xを開発。また、Yield Guild GamesはAxie InfinityなどのNFTゲームへの投資や、その運用を行うDAOプロジェクト。
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ファンドは、2022年末までにはさらに25の企業に投資を行う計画だという。
BITKRAFT Esports Venturesとは
また、BITKRAFT Esports Venturesは、ドイツを拠点とし米国に進出、eスポーツやその周辺技術を開発する企業等に投資を行ってきた。
2017年に4,000万ドル(45億円)の1号ファンド、そして2020年には新たに1億6,500万ドル(約185億円)の2号ファンドを立ち上げている。
ゼネラル創設パートナーのJens Hilgers氏は、起業家であり強豪プロeスポーツチーム、G2 Esportsの共同創設者としても知られる。
Hilgers氏は、ファンドについて次のように述べた。
クリプトとブロックチェーン技術はゲームやデジタルエンターテイメントの領域に深く影響を与え、変革をもたらすものだ。
私たちはアセットとしてのトークンへの投資なども含め、ゲームとブロックチェーンの交差路に早い段階で投資を行うため、米国を拠点としたBitkraftトークン1号ファンドを立ち上げた。
現在、ファンドはイーサリアムブロックチェーン上のプロジェクトを中心に投資を行っているが、コインテレグラフにPiers Kicks氏が答えたところによると、活発な動きを見せているソラナ(SOL)のエコシステムにも注視していくという。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します