メタバースのNFTゲーム「The Sandbox」、アルファ版ローンチを発表

The Sandboxの新イベント

メタバース(仮想空間)やNFT(非代替性トークン)を利用したブロックチェーンゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」は16日、「Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)」のイベント「The Sandbox Alpha」の内容を発表した。

このイベントは、The Sandboxのチームが作った「18の体験」を通して、プレイヤーが初めて「The Sandbox Metaverse」を利用できる機会となる。「Alpha Pass」というチケットを持つプレイヤーは一連のミッションを達成することで、ゲーム内通貨などに利用されるSANDトークンを最大1,000SANDまで獲得することができるほか、3つの限定NFTを入手することができるという。

The Sandboxは、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に構築された香港発のゲーム。プレイヤーは仮想空間で土地を購入したり、アイテムやゲームなどを自作したり、またそれを販売したりして楽しむことができる。

最近では、米フェイスブックがメタバース事業に注力するために「Meta」に社名を変えたり、またソフトバンクグループのファンドが、The Sandboxの9,300万ドル(約100億円)の資金調達を主導したと報じられたことでも注目を集めた。

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今回のイベントであるThe Sandbox Alphaは、日本時間の11月29日22時に開始。「Alpha Season」と呼ばれる期間が12月20日に終了するまで、18の新たな体験が毎週リリースされる。なお、日本在住のユーザーは規制の関係でAlpha Passを入手できず、このイベントに参加することはできないという。

Alpha HUBも

日本のユーザーを含め、Alpha Passを持っていないユーザーは一定の範囲内で、他のユーザーとつながるなどして「Alpha HUB」というプラットフォームにアクセスして、ゲームを楽しむことはできるとしている。Alpha HUBも29日にローンチされる予定だ。

NFTのチケットとして発行されるAlpha Passは、5,000枚の数量限定。今回の発表では、「OpenSea」での購入など、Alpha Passの入手方法についても説明している。

The Sandboxは今回のイベントについて、「The Sandbox Metaverseにユーザーを招待し、我々が3年以上かけて開発してきた成果を見ていただくことができる」とコメントした。

全体相場が下落する中、SANDトークンは今回の発表を受け、+20%以上逆行高となった。

OpenSeaとは

2017年にローンチされたNFTのマーケットプレイスのこと。2021年7月にはベンチャーキャピタル大手のa16zなどから1億ドル(約110億円)の資金を調達。NFTブームの影響で出来高が急増し、2021年8月には週間出来高が10億ドル(1,100億円)を超えた。

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