NBAレイカーズなど4チームを擁するホームスタジアム、Crypto.comが命名権を取得
ステイプルズ・センター、Crypto.comアリーナに改名へ
暗号資産(仮想通貨)取引所や決済サービスなどを運営するCrypto.com(クリプトドットコム)は17日、米バスケットボールのLAレイカーズなど4チームが使用するホームスタジアムの命名権を獲得したと発表した。
発表によると、今年の12月25日に開催されるLAレイカーズ対ブルックリン・ネッツ戦から、「Crypto.com Arena(クリプトドットコム・アリーナ)」として新たなスタジアム名となる。
すでに22年には、米国で最も権威のある音楽賞である「グラミー賞」の会場となることも決定しており、契約通りであれば今後20年間にわたり、スポーツやコンサートなどのビッグイベントが催され、引き続き現地のエンターテイメントファンに親しまれることとなる。
今回の命名権獲得について、Crypto.comの共同設立者兼CEOのクリス・マルスツァレク(Kris Marszalek)氏は、このようにコメントしている。
数年後に人々は、仮想通貨がキャズムを越えて主流になった瞬間としてこの瞬間を振り返るでしょう。
次の10年は仮想通貨の時代になることは明白です。これは、アリーナを運営するAEG側の素晴らしい判断だと思います。
Crypto.comは21年に入り、スポーツ分野に大きく注力しており、これまでにも総合格闘技UFC、フォーミュラ1(F1)、NBAチームのフィラデルフィアシクサーズ、イタリアサッカーのセリエAなどとパートナーシップを結んできていた。
関連:仮想通貨の一般普及目指す Crypto.com、総合格闘技団体UFCとパートナーシップを締結
関連:Crypto.com、セリエAと新たにパートナーシップ締結 これまでの提携を更に強化
関連:Crypto.com、NBAフィラデルフィア・シクサーズとパートナーシップ締結
Crypto.comおよびアリーナの運営母体AEGは、命名権だけに留まらないパートナーシップの拡大を検討しているとされているが、今後、チケットの購入に仮想通貨による支払いを統合することも視野に入れているという。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します