仮想通貨の普及拡大へ
暗号資産(仮想通貨)取引所の運営や決済サービスなどを手がけるCrypto.comは、世界最大級の総合格闘技団体UFCとパートナーシップを締結した。
これから協力して、両企業のブランディングを促進する。また、メインストリームの顧客を取り込むというCrypto.comの戦略を強化することも狙いだ。パートナーシップ締結後は、UFCの選手やセコンドが着用するウェアに「Crypto.com」のロゴが付けられるという。
🚨BIG NEWS🚨@UFC & https://t.co/vCNztABJoG announce historic partnership
— Crypto.com (@cryptocom) July 7, 2021
✅ https://t.co/vCNztABJoG is UFC's 1st Official Crypto Platform Partner 🥊
✅ https://t.co/vCNztABJoG is also UFC's 1st Global Official Fight Kit Partner 👕
📺 See us at #UFC264!https://t.co/0fRyH4Vnkv pic.twitter.com/KirGbh3wIH
UFCとは
「Ultimate Fighting Championship」の略。プロレスやボクシングなどのリングと違い、金網に囲まれた八角形の「オクタゴン」と呼ばれるケージで試合が行われる(上記ツイート左側の画像)。
▶️仮想通貨用語集
Crypto.comは、2020年10月に500万人だったアプリのユーザー数が2月に1,000万人を突破し、4カ月で利用者が2倍になるなど、成長を加速している仮想通貨企業だ。最近では5月に、イタリアのプロ・サッカーリーグのセリエAとのパートナーシップ締結を発表。6月には、モータースポーツのF1(フォーミュラ1)との提携を発表するなど、協業を積極的に行なっている。
Crypto.comがF1(フォーミュラ1)のグローバルパートナーに今回のUFCとのパートナーシップでは、ウェアに社名のロゴが付けられることに加え、会場のロッカールームからオクタゴンまで、幅広い所でCrypto.comのロゴが見られるようになるという。
UFCは175カ国で放送され、世界に点在するファンの数は6億を超えるとされており、「Crypto.com」の露出の増加と仮想通貨の一般普及を目指す。
また、Crypto.comはUFCにとって初めての「仮想通貨取引プラットフォームパートナー」にもなると説明。「仮想通貨取引プラットフォームパートナー」は、UFCで新たに創設されたカテゴリーだとしており、今後の取り組みにも注目が集まっている。
Crypto.comのKris Marszalek最高経営責任者(CEO)は、今回のパートナーシップについて、以下のようにコメントを寄せた。
最も速く成長している仮想通貨プラットフォームとスポーツが協力することによって、世界の仮想通貨への移行が加速するだろう。
今回のパートナーシップの内容はまだ始まりに過ぎない。これからのUFCとの取り組みを楽しみにしている。
UFCのトップDana White氏は、以下のように述べた。
UFCはスポーツ業界において、世界で最も大きなブランドの1つへと成長した。
我々は自社のブランドを通して、Crypto.comが世界のより多くの人々にリーチすることをサポートできるだろう。
米CNBCは情報筋の話として、今回のパートナーシップは10年契約であると報道。UFCが得た契約金は1億7,500万ドル(約190億円)だとしている。